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『150年後の国宝展』で、auのデザインケータイに感慨。

150年後の国宝展「au Design project」

東京国立博物館創立150年の記念特別展として、個人的には『国宝 東京国立博物館のすべて』よりもそそられるものがあり、行ってきました。こういうのが、ほんとの意味での企画展ってやつですよ。
トーハク史上初という公募展であり、個人や企業から集められた、自分たちの宝物を「150年後の国宝候補」として展示するという趣旨。
すでに終了(2022年11月2日〜2023年1月29日)しているのですが、簡単に振り返らせてください。

結論から言えば、KDDI株式会社の「au Design project」に最もテンションが上がりました。もはや「わかる人にだけしかわからない」ケータイ界の徒花になってしまいましたが、ずっと続いてほしかったプロダクトです。
深澤直人さんデザインの「INFOBAR」なんか、当時は持っていて鼻が高かったもんね。吉岡徳仁さんの「MEDIA SKIN」も使ってたわ。

皮肉なことに、ガラケーのときに放っていた異彩は、画面タッチ式のスマートフォンになると個性が削がれた形に。
スマートフォンに移行した「INFOBAR A01」は数年ももたずにダウンして、結局Apple(iPhone5)の軍門に降ってしまったのです。

「使い勝手が悪い」だの「結局iPhoneのUXにはかなわない」など、このプロジェクトはいろいろ言われていますが、いいんです。まさに、「わかる人にだけしかわからない」からこそ、今でも語り草となっているわけですよ。
大手キャリアが見せた、最も意欲的な実験だったと考えます。
ケータイもスマホも過去機を処分できない性質で、まだ家にあるんですよ。しまってある場所を覗いてみたら、チョコレート色の「INFOBAR A01」が埃をかぶっていました。思い出の品としてずっと取っておこう。

150年後の国宝展「au Design project」その2

公募展とのことでしたが、本当に純然たる公募だったのかな。トーハクさんが出展を呼びかけて出した企業もあるんじゃない? というのも、この企画に対して愛情と力の入った企業と、そうでない企業が、単に1区画だけの展示でもわかってしまうんですよね。
「もう少しなんとかならんかったのかな」というのもあったのですが、とはいえ、ここに選ばれて展示されていること自体に意義があるのは明白で。

現在まで慣れ親しんでいるもの、かつての思い出。文化として形成されるのはモノとコト双方であり、それらにまつわる自分との楽しいタイムスリップの時間でした。

『150年後の国宝展』バンダイナムコ「GUNDAM」

『150年後の国宝展』株式会社湖池屋

『150年後の国宝展』株式会社セブン&アイ・ホールディングス

『150年後の国宝展』首都高速道路株式会社

『150年後の国宝展』企業のプロダクト

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hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性