クリアというかプレーンというか、端正ですっきりした飲み口のジン。
飲み方はおなじみのトニック割りやリッキー、ソーダ割りよりもロックかストレートを推奨したいところです。
タンカレー マラッカジン(TANQUERAY MALACCA GIN)41%
- 香り…ライム、レモン、次いで生花の温室。バスボム、ペパーミント。
- 味…やや甘い。バニラ、生姜、ナツメグ、三温糖、マシュマロ。
- 総評…とにかくスイートなジン。ウオッカ寄りとも言えなくもない。アルコールアレルギーの人に、「こんな優しいのもあります」と推したい。
85点
@カドヤ黒門町スタンド
タンカレーの創業者チャールズ・タンカレーは、3世代にまたがるプロテスタントの聖職者の出自で、1830年にロンドンのブルームズバリーで蒸留を開始。
1898年にゴードン社と合併し、現在はディアジオ社の傘下に入っています。
ボタニカルはジュニパー、コリアンダー、アンジェリカルート、リコリスの4種類で4回蒸留という以外、レシピは門外不出です。
通常のタンカレーとの違い
マラッカジンは1000mlボトルです。タンカレーはボトル自体が美しいけど、マラッカはラベルもおしゃれだねぇ。
もともと2000年代初頭に生産されていたスパイスド・ジンの復刻版で、通常のタンカレーよりもジュニパーの使用量は控えめに。
そのため、やや甘口、柑橘の香味が強調された「オールドトム」のような仕上がりとなっています。
「タンカレー ロンドンドライジン」のアルコール度数47.3%に対し、マラッカは41%と軽め。
個人的には嫌な甘さではなく、トロッとしつつ、すっきりした飲み口でした。
おすすめの飲み方
度数の控えめさ、とろみのある飲み口ゆえに、オン・ザ・ロックやストレートが最適です。
他ももちろんOKですが、「やや原酒を多めに&割材は少なめ」くらいで均衡がとれそう。
正規の分量のリッキーやソーダ割りではプレーン! プレーン! で、もはやソーダが勝ってしまいます。
トニック割りも然りで、トニックの特徴が優勢に表れる。
最適なのはロックで、これがコンテンツ多彩。ラベンダー、ゼラニウムがひょこっと。味わいはやや杏仁な甘口で、ほんのりシナモンも。
好みはそれぞれなので、ぜひいろいろおためしあれ。
お値段&まとめ
おなじみのBARでボトルキープさせてもらったのですが、選んだきっかけは手ごろだからw
懐寂しいリーマンにとって、キープで10,000円しなかったのは大助かり。
ネットでは現時点で3,000円台から購入できますね。
1000mlボトルと油断して、あっという間に消費しないよう、なるだけチビチビやるつもりです。
タンカレー マラッカ ジン 41.3度 並行 1000ml(1L) 包装不可 価格:2728円 |
タンカレー No.10 ナンバー テン ジン 並行品 47.3度 1000ml 価格:4180円 |
タンカレー ロンドン ドライ ジン 47.3度 正規 750ml 包装不可 価格:1580円 |
タンカレー ラングプール 41.3度 並行 700ml 包装不可 価格:2915円 |