独立宣言批准の1776年に設立され、1958年まで稼働していたオールドペッパー蒸留所(米ケンタッキー州)。
以降長年放置されていた蒸留所ですが、2017年にジョージタウン・トレーディング社によって蒸留が再開されました。
50年ぶりに復刻し、発売されたジェームズ・E・ペッパー1776の商品のひとつ「ストレートバーボン」をいただきました。
ジェームズ・E・ペッパー1776 ストレートバーボン 50%
- 香り…バタークリーム、レーズンやクルミの入ったドイツパン、サバラン。
- 味…極甘。マラスキーノチェリー、アイリッシュミストのようなハーブ酒。
- 総評…氷を入れて飲んだら、めちゃ甘バーボン。食後のデザート代わりにもなりそう。
@KADOYA Brick Stand
「ジェームズ・E・ペッパー1776 ストレートバーボン」は、ライ麦の比率が38%。
通常のバーボンよりも、ライ麦の割合が多く占められています。
ライウイスキーは近年のトレンドだそうで、酒販店の棚の目立つところに面陳されているのを見かけます。
このバーボンからはライ麦で形容される「スパイシーさ」は、個人的にはほとんど感じず。
むしろアブサンやドランブイのような薬草・ハーブ系リキュール的な甘さのほうが勝っていたように思います。
このジェームズ・E・ペッパー1776「ストレートバーボン」の輸入元はウィスク・イー。
日本で現在入手できる他のラインナップは、
ジェームズ・E・ペッパー1776 ライ:ライ麦の使用比率90%(アルコール度数50%)
ジェームズ・E・ペッパー1776 ライ バレルプルーフ:上記「ライ」の樽出しバージョン(アルコール度数57.3%)
ジェームズ・E・ペッパー1776 バーボン6年:オリジナルレシピの6年物(アルコール度数46%)
など。
いずれも蒸留所3代目のペッパーさんが遺したレシピを再現しているとか。
原材料ライ麦への思い入れは相当なものですね。
マンハッタンやオールドファッションドなどのカクテルベースで使っても、相当美味しいだろうなと想像させます。
これを機に、ライウイスキーにも目を向けてみることにするかなぁ。