クリスマスおなじみ、ドイツの伝統菓子シュトーレン。
毎年少しつまんでいるのですが、先日知人からおすそ分けしてもらったシュトーレンに衝撃を受けました。
味の良さはもちろんなんだけど、その分け方。
シュトーレンは毎日少しずつスライスして食べるのがスタンダードですが、この人はスライスしたものをラップに包んでくださったのです(アイキャッチ写真)。
ある程度まとまった塊の単位で分けたうえでラップするまでが想像の範囲ですが、一人ひとりが食べやすいように切り分けてくれるなんぞ、自分にはできない芸当です。
個包装とはスナックや焼き菓子などでは定番ですが、手ずから行うなんてね。
育ちの良さや余裕とは、こんなところに表れるものなんだな。
本人にしてみれば、意識的かもしれないけど、「わざわざする」って感じでもないのでしょう。
なによりも相手の側に立ち、受け取る側が困らないような配慮が自然にできるのが素晴らしい。
上記は自然にできるからこそ賞賛に値するわけよ。
真の相手ファーストとは、培ったものから来るものなのです。
稀に、自分ができもしないクセに、配慮を相手に強要してくる阿呆がいますけどね。
虫が良すぎるというか、身の程を知れ、ですわ。
秘書や付き人でも雇えばいい。
それもできないなら、求める資格がそもそもないのです。