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トーハクの辰年の縁起物に、気持ちも揚がる。

北斎漫画

東京国立博物館で毎年正月に開かれている『博物館に初もうで』。今年のテーマは「謹賀辰年―年の初めの龍づくし―」です。
本館の特別1室のみの企画ですが、なかなか気持ちが揚がりました。

博物館を訪ねる前日、上野・鈴本演芸場で正月初席を観たのですが、江戸家猫八さんが高座で話した内容を奇しくも裏付ける形に。
というのも、猫八さんは動物のものまね(鳴きまね)の芸人さんで、干支の動物のまねをするのが初席のお約束です。
架空の動物の龍、泣かない動物の巳が干支である今年と来年は猫八さん泣かせの年。

その猫八さんが高座で「龍の頭は駱駝(らくだ)に似ている」という伝説を紹介し、駱駝の鳴き声をまねて客席は大いに盛り上がりました。
この中国生まれの伝説の動物には、後漢時代に「龍に九似あり」とする説があったそうで、展示のキャプションに「頭は駱駝」という記述があったのです。
想像もできませんでしたが、猫八さんの勉強は本物です。

中国ゆかりの書画はもちろん、絵皿や置物、変わり種では長崎奉行所旧蔵品の「マリア観音像」なども。
個人的には北斎漫画の絵柄二編(アイキャッチ画像)にニヤリ。トカゲみたいな龍さんだね。

干支にあやかって「昇り龍」な1年への好スタートが切れる展示でした。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

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