筑摩書房本社で行われたイベント「蔵前ちくま書店」に参加してきました。開催は2019年11月8日(金)・9日(土)の2日間限定。その初日夕方に伺いました。
イベントタイトルにもあるように、筑摩書房は東京・蔵前に本社があります。その1階を、2日間限定で書店にしようという参加型企画。
1階入口から入ると右側が、書棚とちょっとしたテーブル席があり、筑摩書房の単行本や文庫本がズラリ壮観。社員による手書きのポップに愛を感じます。ひとつひとつ凝視しながら本を探し、選んでいると、時間の経つのを忘れますね。幸せなひとときです。
カフェ・エクレシアさんによるネパールの有機コーヒー「筑摩書房珈琲」を試飲させていただいてから、本を物色しました。購入したのは文庫本3点。個人的に『志ん朝の落語』というシリーズを探していたのですが、どうやら見つからない模様(店員さんに声をかければ、もした在庫あったのかな)。
「筑摩書房マニアッククイズ」なんてゲームも実施していて、全問正解に近い回答をしていたファンもいました。グッズも少し売られていて、柚木沙弥郎さんデザインのTシャツや、漫画家ニコ・ニコルソンさんのデザインによる筑摩書房周辺の地図を描いた「ブラちくマップ」のクリアファイル、「菓子屋シノノメ」の焼き菓子などが。こじんまりとしながらも手仕事的な好感のあるイベントでした。
そういえば昨年、同様のお祭りで新潮社のイベントにも参加して、ひじょうに楽しかったのが思い出されます。出版社のお膝元での手売りっていいですね。本はリアルでもネットでも書店で購入するものですが、作り手から直に買えるのは、応援の意思を示す良い機会。ぜひ来年以降も続けていただきたいです。