あまりにも完璧な対応で笑ってしまいました。
何がって、ドジャースの大谷翔平選手のメディアコントロール力と采配ぶりです。
オータニさんには、ドジャースをワールドチャンピオンに導き、松井秀喜に次ぐ2人目のワールドシリーズMVPを獲得してほしい。
単なるファンの願望ではなく、大谷さんなら成し遂げられるはずです。
その大谷さんを巡る結婚のニュースに仰天しました。
会見での大谷さんのトークがまたふるっている。
奥さんは「普通の人」とにべもなく、結婚の事実を公表した理由については「皆さんがうるさいから」と嫌みなく取材する側をグサッと刺す。
松井秀喜さんが結婚を発表した際も、(奥さんたる人の素性はマスコミに知られていたものの)似顔絵で済ませただけで事実上の非公表。
かつて存在していた「女房子どもを守る(かつオモテに出さない)日本男児」を体現した松井に、図らずも倣った形だなぁ。
と思いきや、ここからが大谷さんの本領発揮。
球団経由で遠征に移動する際に撮ったツーショット写真をあっさりと公開しちゃった。
さすが大谷さん、女子アナとかタレントとかを選ばないのが、器量だね。
そこらのミーハーとは断然格が違う。
それにしても感嘆させられるのが、大谷さん自身による対外広報のやり手っぷり。
PR会社や広報部も顔負けだね。
パパラッチに追いかけられたり、憶測が憶測を呼んで騒ぎになるのが目に見えているから、先手を取ったわけです。
しかもお相手の名前は出さない。
それでいて自らの本分の野球に専念できる環境も整える。
野球の才能と実力だけでなく、周辺まで意のままにしてしまう。
ごく自然に。
そこに戦略があるのだろうけど、あるように見せないのが大谷さんのすげえところなのですよ。
まったく憎らしいくらい、いやらしさがない。
なにもかもが上を行き過ぎています、ほんとうに、大谷って人は。
今シーズンも楽しみだね。