友人のデザイナーにお願いした2枚目の名刺(本業以外の私用の名刺)が出来てきました。自分でいうのも何ですが、かなり洒落っ気のあるものに仕上がってます。
洒落っ気とは何ぞや。ウイスキーのテイスティングノートにかこつけて、自分自身のキャラクターをひとことコメントで裏面に記載してみたんです。恥ずかしげもなくですが、いいんです。配る人は限られてるからね。ほか、2次元コードでブログにジャンプさせたり、名前の「h」の字をロゴにして箔押し加工してもらいました。
紙は「スコットランド紙」を使用。表面に非常に細かい凹凸のエンボス加工が施されていて、手ざわりも質感もやさしい。紙のネーミングも気に入って選んでみたら大正解でした。
僕はテキストと超ざっくりとした要望だけ送って、あとのコーディネートはデザイナーの彼女まかせでした。彼女はどんどん提案を出してくれて、僕のほうのレスが追いつかないくらい。センスがいい人、ツーカーで通じ合える人って、こちらが具体的に何かを示さなくても、望む答えが出てくるんですよね。付き合いの長さとか、打ち合わせの綿密さとか、そんなのはなくっていい。全然関係ない。
「この分野ならこの人」「こういう相談ならあの人」というふうに、いざというとき頼れるつながりがあると心強いもの。巷間よく使われる「人脈」という言葉があまり好きでないのだけど、強いていえば、人脈とは「あなたのために課題を解決してくれる人」ということなのでしょう。単なる名刺交換だけでは人脈を構築したとは言えません。
ですが、いろんな場所に出かけ、意識的に人に会うことを繰り返していれば、そういう良い出会いは案外遠くないような気がします。おまえはどうなんだ?と言われれば、そもそも出不精だし、クローズド(内輪)なコミュニケーションに陥りがちなのですが。
人間関係と、経験をもとに蓄積した知識。その引き出しをどれくらい多く持っているか。能動的なアクションとインプットが欠かせません。もっともっと時間にアソビを持たせなきゃ。