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世間を騒がす恋愛詐欺、つらみしかない。

相変わらずのオレオレ詐欺、著名人によるFacebookの投資詐欺広告。
さらに世間を騒がせているのが、頂き女子だの、国際ロマンス詐欺だの、恋愛が絡むケースです。
詐欺師といえばプロの犯行とは昔話。今やそこらじゅうで幅を利かせています。

当たり前ですが、目的は金銭。
詐欺の経過においては、いずれも対人のやり取りが発生するわけです。
不動産や貴金属取引ならともかく、出会い系サイトやアプリを舞台にした男女間のやり取りにおいて、カネの話が出てくる時点でおかしな話で。

それを「おかしい」と感じさせないところが見事なもので、海外の事例では国を跨いでメッセージを交換する相手男性に、女性が会いに行くと見せかけて送金させる手口があるんだそうです。
旅費から病気の治療代、生活費まで、うその名目はさまざま。
そんなんで騙せるのかと呆れますが、騙されるほうが悪いとは軽々と言えません。

恋愛詐欺は撲滅できない

銀行のATMや広告などで、詐欺の手口を平易に紹介しているにもかかわらず、騙されてしまう人は一定数いる。
そういう予防策が奏功しないのは、広報の仕方が悪いのではなく、人の性(サガ)によるからでしょう。

寂しさが勝っているのですよ。

詐欺に気をつけないと、と頭ではわかっているつもりでも、やり取りに夢中になるうちに忘我の境地に。
自分の話を聞いてくれる、生活の範囲では到底出会えない相手とマッチングしたことで、モチベートされてしまう。

やり取りの中でカネの話題になった瞬間にアラートが出る、もしくは強制終了されるような仕組みを作らないかぎり、恋愛を餌にした詐欺はなくならない。
詐欺師も立派なユーザーとして抱える出会い系の運営が、そんなシステムを作るはずもなし。
出会い系を飛び出してLINEに移られたら、術中にハマったも同然で、もう防ぐのは無理です。

だいたいね、出会い系自体が、いかに男性ユーザーからカネを引き出すかに血道を上げているんだから、詐欺が減るわけない。
ネットやSNSによって男女の邂逅のハードルが下がったのは良いどころか、むしろ二極化が進んだだけ。
出会い系という舞台に上がるプレーヤーは、そこで敗者のゲームを展開するのみ。

フツーに恋愛できている人間は、そのゲームには参加する必要がないのだから。
これじゃ未婚も少子化も進む一方ですな。

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hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性