あの外山恒一さんが東京・高円寺にバーをオープンさせたとか。
外山さんは普段は福岡で活動されていますが、オープンから1週間は本人がカウンター向こうに立つとのことで、レアな機会を逃すものかと伺いました。
外山恒一とは?
1970年生まれの革命家。マルクス主義、アナキズムを経て03年よりファシスト。著書に『政治活動入門』『良いテロリストのための教科書』『全共闘以後』など。2007年の東京都知事選挙に出馬したときの政見放送は、今なお語り草です。最近は外山合宿として後進の育成にも力を注いでいます。
なぜ「BAR人民の敵」に行ったか?
や、フォロワーというとおこがましすぎますが、要するにファンだからね。
外山さんを知ったのはもちろん、あの政見放送。当時これを繰り返し視聴しては爆笑していました。
しかししかし、よくよく聴いてみると、
「選挙で何かが変わると思ったら大間違いだ」「しょせん選挙は多数派のお祭り」との叫びは、間違っていないどころか、真理だよなぁと。
噛めば噛むほどジワジワきたわけです。
そこからTwitterをフォローし、著作を読み、今に至っています。
ほんの少しだけ外山さんと会話
ぼくが伺った日はオープンから3日目の5月16日。仕事終わりで22時過ぎにようやく入店。
ほぼ満席のお客さんは、意外に若い人が多く、男子比率高め。学生さんと思しき男女グループや一人静かに過ごす人、すでに常連と化している外山フォロワーなど多様。
所在なくグラスを傾けていたのですが、カウンター席が空き、外山さんに促されて移動。
目の当たりした革命家は、シャイでもの静かな印象。
ラジカルに煽る、アジる感じは皆無どころか、悠然としています。
タバコと酒を手にお客さんと談笑しつつ、初見のぼくにも話を振ってくれます。
タイミングを見て、中島みゆきが吉田拓郎に贈った「永遠の嘘をついてくれ」の詞解釈に蒙を啓かれた話をしたら、「そうですか、それは布教の甲斐あった。桐島聡の件もありましたからね」と。
ほんと、楽曲に捕まえられたとはこのことで。これだけは水先案内してくれた外山さんに礼ができて良かった。
短い時間で話せることなど、たかが知れてます。
辞去する際に著作にサインをとせがんだところ、戸惑いつつ応じてくださったのも感謝。断られるだろうと予想していたから、余計うれしかった。
お客さんの層もユニーク
やはり変わり者の集まりというか(褒めてます)、雰囲気が自由で、活動家のような人たちを目にした印象。これは完全に外山界隈の先入観メガネがはたらいているからでしょうけど。
テーブル席にいた学生さんらしき若人から出てくる固有名詞がまた渋い。聴いていてうれしくなっちゃった。見どころある若い人はいいなぁ、応援したい。
まとめ
まさか自分が外山さんと酒場でご一緒できる日が来るとは……感無量。
行くか行くまいか、どうしようかと悩みましたが重い腰を上げて行った甲斐ありましたね。
自分のツイートに対し、翌日(つまり今日)外山さん本人からまさかの引リツが!
自称少数派を気取る身としては、こらまた伺わんといかんw
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