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女子スポーツ衣装の選択肢が増えたのは大進歩だが。

女子スポーツ選手が着用するユニフォームは、その露出度の高さやデザイン性から盗撮の対象に。
そうした被害を防ぐための競技衣装を作った選手の記事を読みました。

「美」(この場合ハイレグ)を取れば卑猥さをクローズアップされ、「実」(この場合アイタード)を取れば衣装を変えたことでの因果関係が問われる。
そもそも昔の女子体育着の象徴(?)でもあるブルマはとうの昔に消え、ハーフパンツにとって代わりました。
本件においては教育現場が変わっているのに、プロアマ問わずスポーツ界が旧態依然としているのも変な話で。
ユニフォームデザインも更新されるのが自然の流れでしょ。

一方で、露出度が高いユニフォームが生まれているのも事実で、その最たるものが陸上、特に短距離やフィールド競技です。
記録を伸ばすために、身体を軽くすべく極限まで布を削ぎ落とした結果、肩はおろか、へそも腿も露になるユニフォームがスタンダード化した。

これを定着させた第一人者は、フローレンス・ジョイナーじゃないかな。
88年ソウル五輪金メダリストで、女子100mと200mの世界記録保持者であるジョイナーは、競技者特有の近寄りがたく泥くさいイメージを一新。
星条旗カラーでネイルをバッチリ決め、当時流行りのソバージュの髪をなびかせて颯爽とトラックを駆け抜ける。
「強く、おしゃれ、エレガント」という三拍子を確立した人と、ぼくは認識しています。

それ以降、いつしか陸上女子の衣装はどんどん軽量化され、今では上下分かれるセパレート型のユニフォームが定着。
記録を追求すればするほど、記録とは別の面がクローズアップされてしまうのはなんとも皮肉です。
ジョイナーがこの現状を見てどうコメントするか、生きていたら聞いてみたかった。

カメラ小僧と被写体との闘いは今に始まったことではなく、撮影に制限をかけたところで隙をかいくぐって撮るイタチごっこ。
結局どんなに撮られようがどこ吹く風のメンタルの持ち主が最後に勝つ。

なんと過酷なことか。
根本から周りの見方・見る目を変えるには、ジョイナー並みの「異次元」に行くしかないのでしょうか。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性