茨城県の木内酒造によるジャパニーズモルトウイスキー「Sakura Ra」を試飲。
言われてみれば桜のニュアンスながら、全体的にいわく言いがたしな複雑怪奇をまとっています。
日の丸ウイスキー Sakura Ra(Hinomaru Whisky Sakura Ra) 48%
- 香り…入口はカツオ刺、ヌガー、桜の花。バター、バニラアイスとウエハース。
- 味…ミディアムボディ。ピーナッツクリーム、ストロベリーとバナナを練り込んだチョコレート。後口で茶のような苦味。
- 総評…甘めで後口はやや苦くドライ。複雑。アルコール感あり。心なしか日本酒も。
80点
@カドヤ黒門町スタンド
木内酒造といえば、日本酒はじめクラフトビール「常陸野ネストビール」でおなじみ。秋葉原エリアの蒸留所併設ビアバー開設や、東京駅の直営店展開など、飲食事業やリアルマーケティングにも力を入れています。
2016年にウイスキー製造もスタートさせ、2020年には茨城県石岡市に八郷蒸溜所をローンチ。ジャパニーズウイスキーに名乗りを上げました。
日の丸ウイスキーは限定商品としてニューポット含め10種類以上発表済みで、2024年5月に定番品のウイスキーのリリースを開始。いよいよ量産体制に入ったようです。
複雑極まる第一印象
「Sakura Ra」は桜をイメージしたもので、バーボン樽熟成のキーモルトに、同社独自のさくら樽、チェリーブランデー樽、シェリー樽、ワイン樽でそれぞれ熟成したモルト原酒をヴァッティングしているそうです。
知人が「美味しい」といって勧めてくれたのですが。個人的には旨さよりも複雑さを感じました。評価や好みは分かれるんじゃないかな。あれこれのコンテンツがひょこひょこ顔を覗かせ、さながら散らかった玩具箱の印象。
後から上記スペックを聞いて、樽の多彩さゆえのことかと納得。つかみどころないというか、あえて「つかませない感じ」が面白い。狙って造って狙い通りの仕上がりなら素晴らしい。
やはり飲み比べして真意を確かめたいところです。
価格:9900円 |
八郷蒸溜所 日の丸ウイスキー Sakura Ra (さくら ら) 48度 700ml 価格:8800円 |
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