スコッチモルトのカテゴリはもとより、ハイランドモルトのなかでも過小評価されている気がするのは、気がするだけ?
グレンカダム10年(Glencadam 10y) 46%
- 香り…蜂蜜と柑橘の重ね着。ナツメグ、クリーム、レモン、トップスのチョコレートケーキ。
- 味…軽やかで飲みやすい。フレッシュな大麦。ナビスコのクリームレモンビスケット、アップルパイ、砕いた柑橘入りのワッフル。
- 総評…素直それでいてしっかりとした香味。デリケートなスパイス味もいい感触。キュッと食前酒としても。
88点
@カドヤ黒門町スタンド
この10年は能書きよりも繊細で注意深く調合したかのような麦汁と柑橘のバランスが素晴らしい。
ノンチル&ノンカラーリングで樽のスペックは不明ですが、飲んだ感じではおそらくバーボン樽メインでしょう。
ワシはそれよりもたまたまボトルキープ中の「ハミルトンズ」と似ている印象で、このハミルトンズこそグレンカダムの原型なのでは、と当てずっぽうに推測してみたり。
2025年は節目の年
グレンカダム蒸留所は今年で設立200年。有名インデペンデントボトラーのアンガスダンディが2005年に再開させ、現在のコアレンジは10年・13年・15年・18年・25年です。
ほか、バーボン樽とオロロソシェリー樽を組み合わせた「オリジン1825」、15年のマデイラカスクフィニッシュなど19種類ものラインナップで構成しています。 たまに限定ボトルを出していますが、少なくとも日本ではあまり存在感なく地味ですね。
同社はまたトミントール蒸留所も所有しているほか、ブレンデッドスコッチブランドでも知られており、70か国以上で販売されているとか。最近では中国の浙江省千島湖(チュンアン)に新たなウイスキー蒸溜所を建設すると発表しています。
バランタイン17年の「魔法の7柱」としても語られるモルトなのに周りの蒸留所よりも軽視されすぎ。このまま隠れた逸品にしておくのはもったいないですが、マーケティングに注力しないブランドがひとつくらいあってもいいよね。
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