秩父8〜9年の原酒を使ったワールドブレンデッドのシングルカスクで、樽のタイプはリフィルホグスヘッドのアガベカスクです。
テイスティングの表現を「リュウゼツラン」とか言いたいところですが、アガベ味は連想されず、むしろプラスチックのよう。
多数のクセ者俳優が集う舞台を見ているような不思議な感覚に襲われました。
イチローズモルト&グレーン 神田バーテンダーズチョイス2025(Ichiro’s Malt Kanda1 BARTENDER’s CHOICE) 61%
- 香り…プラモデルとタミヤセメント、ワックスペーパー、加水でブドウ、ゴム、整髪料のMG5。
- 味…甘さ優勢。カステラ、ガムシロップ、辛子蓮根。
- 総評…飲めば飲むほど複雑怪奇。ややケミカルなのはテキーラ由来? しかしネガティブな感じは全くない。
83点
@LEAP BAR
神田祭のタイミングに合わせてリリースされるシリーズの7作目で、今年は神田のバー「GROOVY」さんと「LEAP BAR」さんのオーナーバーテンダーが選定されたそう。
今回は事実上プレミアムテキーラ(テキーラの表記は使えないので「事実上」)であるポルフィディオの樽を起用した、ポルフィディオカスクです。
271本限定。
秩父ブランドをいただく機会だけでもありがたいのに、さらに貴重なカスクのものです。
シングルモルトではなくブレンデッドというのも、このブランドの特性からすればむしろユニーク。
コンテンツが多様かつ複雑で、少しの加水で一気に表情豊かになります。
ポルフィディオと並行して飲み比べてみると面白いんじゃないかな。