テイスティングはそれをサボると上達しないどころか、表現力が鈍ってしまいます。漫然と飲んでいてはもちろんダメ。あるバーテンダーは「たまにシェーカー振らないと、(カクテルの)作り方忘れちゃう」と笑わせてくれたけど、あながち冗談でもない気がしてきました。
長く車を運転しないとペーパードライバーになってしまうのと同じ。運転はできるけど自信が持てなくなるし、勘も鈍くなる。ブログも書き続けないと、更新にえらく時間がかかってしまう。
習慣化、仕組み化の大事さ、あらゆることに当てはまりますね。ウイスキーのテイスティングもちゃんと定例化しなきゃ。
というわけで、こちら。
グレンスコシア ヴィクトリアーナ 51.5%
- 香り…シャープ。ハーブ系。中盤で発酵乳、加水するとおがくず。
- 味…入口は瞬間的に極甘。すぐに黒胡椒。後口は唐辛子。加水するとドライフルーツ、プルーン。
- 総評…ちょっとクセがあり、好みが分かれそう。複雑で複層的。
- 次に飲むのは?…ヘリヤーズロード ピノ・ノワール フィニッシュ
@カドヤ黒門町スタンド
ここ黒門町スタンドではわりとよく飲まれてるらしい。確かにいろんなアロマ・フレーバーがあって、一人でも友人同士でも語りたくなるようなシングルモルトです。
キャンベルタウンといえばスプリングバンク一択のイメージですが、どっこい、ここグレンスコシアとグレンガイルが生きてます。禁酒法時代は粗悪なウイスキーを造っていたそうですが、さすがに今は違うんじゃないかな。
キャンベルタウン、もう少し話題になったらいいのに。大ブームのクラフト蒸溜所の一つや二つでも建てられればなあ。