鈴本演芸場での2026(令和8)年初席四日目の第3部に伺いました。
年初の顔見世って大事だなとつくづく。いつもの面々が高座に上がっているのを目にできる安心です。
一. マジック アサダ二世
一. 狸札 柳枝
一. 夫婦でドライブ 百栄
一. 漫談 はだか
一. 愛宕の春駒 琴調
一. 幇間腹 燕路
一. 漫才 風藤松原
一. 無精床 権太楼
一. 堀の内 馬石
一. 民謡 あまね
一. 新版三十石 雲助
仲入り
一. 壽獅子 太神楽社中
一. 一目上がり 扇遊
一. 牛褒め 一朝
一. ものまね 猫八
一. 強情灸 喬太郎
一. 紙切り 楽一
一. 阿武松 三三
2026年1月4日17時40分開演 鈴本演芸場
安心と書きましたけど、興行番組って毎年同じようでいて、ちょっとずつ顔ぶれが変わっているんですよね。
演者も歳はとるし、台頭してくる若手がいればベテランの席でも入れ替わる。
この初席では第一部主任のさん喬さん入院で一之輔さんが台演、第三部では亡くなったぺぺ桜井さんに代わり立花家あまねさんがお目見え(林家あずみさんと交代出演)しています。
昨年暮れに入ってきたぺぺ桜井さんの訃報にはしょんぼりしました。親戚のおじさんが亡くなったような感覚、とでもいいましょうか。
友達だろうと推しのアーティストだろうと、あらゆる好きな人・キャラ・もの・ことには、もったいぶらず会いに行き、ことをなすのが正解ですな。
さて、この日は白酒さん代演で馬石さんが「堀の内」を。この演目は一之輔さんによるラップ調アレンジを聴いて以降、どの演者さんでも物足りなく感じてしまいます。
どれが正統なのかわからなくなる怖さ。
馬石さんはやはり「金明竹」が持ち味と個人的には思う。
一朝さんは「牛褒め」でしたが、前座噺の定番中の定番でも、ほんとうに上手いひとが演ると相当面白く聴けるから新鮮です。
権太楼さんはお元気そうだったし、喬太郎さんがあっさりと古典をかけてくれたのもうれしい。
三三さんは来週から初場所とのまくらから、昨年ネタおろしした「阿武松」を。
大食漢の相撲取りが理解者のパトロンと師匠を得て、自分を破門した元師匠にリベンジ勝ちして出世する。
講談調の噺も似合う懐深さと芸域の広さを見せつける三三さんでした。
