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【ネタバレなし】映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』:中二病キャラを演じるシャラメの説得力

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』感想

ジョシュ・サフディ監督が、卓球選手マーティ・リーズマン(1930-2012)の半生をもとに野心的な青年を描く『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』(2025年アメリカ / Marty Supreme)は、今でいうADHD的な主人公の行動をそのまま表したかのような、スピードアゲアゲの痛快な(?)若気の至り記です。

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』あらすじ

ピンポンの腕ききマーティ・マウザー(ティモシー・シャラメ)は、ニューヨークで親戚が営む靴店で働きながら世界選手権に参戦するための資金を稼ごうとする。
ロンドンでの世界選手権決勝で日本の選手エンドウ(デフリンピックのメダリスト、川口功人さんが好演)に敗れたマーティは、東京で開催される世界選手権に捲土重来を期す。

が、恋人レイチェル(オデッサ・アザイオン)の妊娠、素行不良での選手資格剥奪などで金欠に悩むマーティは、手段を選ばずに遠征費を工面しようと動き回る。

アクションでビッグマウスを表現するシャラメに尽きる

ひとことでいえば、男が中二病を脱して真の大人になるまでのモラトリアム期間を描いた人間ドラマ。

遠征先のホテルの部屋が劣悪だとして卓球協会に無断でアップグレードするわ、卓球を小道具に大御所女優(グウィネス・パルトロウ)を口説き落とすわ、女優の夫の会社社長をスポンサーにしようとするも我を通しまくるわ。

女たらしで自信過剰で他人をなめくさる。実際卓球の腕が立つだけに始末が悪い。というか実力ゆえの人格障害ともいえる。
マーティのこんなキャラはしたがって、甘いマスク(死語)のシャラメでないと観客が嫌になってしまうでしょう。

シャラメが演じるからこそ、やることなすことメチャクチャでも許されるのです。

東京ロケはまさかの水上音楽堂

不忍池に鎮座する水上音楽堂(上野恩賜公園野外ステージ)は、しょっちゅうアイドルグループのコンサートやイベントが開かれています。
クライマックスのマーティとエンドウの試合はここでロケ撮影されており、この場面を見るのも本作鑑賞の目的。
なぜってすぐ近所なのでね。

シャラメ、いつのまに来てたんだな。感動。

まとめ

それにしてもシャラメ、きれいな顔立ちだよなぁ。

そういえば、アル・パチーノが『ヒート』(’95年)の公開20周年記念イベントで、「続編があるなら(自分の演じた)ヴィンセント・ハナをシャラメに演じてほしい」と語っています(映像を探したけどなかった)。
『ヒート』の続編は製作が決定していますが、残念ながらシャラメに白羽の矢は立たなかった模様。ちょっと見たかったな。

2026年4月15日 TOHOシネマズ日本橋

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hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

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