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落合博満講演会2026:一流のプロ野球選手の話はなぜこんなに面白いのか(ネタバレなし)

落合博満講演会の感想

11月3日に開かれた『落合博満講演会2026』(大田区民ホール・アプリコ大ホール)に行ってきました。
「ここだけの話」な内容なので明かせないのですが、とにかく講演やトークが面白かった。
簡単に振り返りながら紹介します。

13時開演で15時30分ごろまで行われた講演会は3部構成で、内訳は下記の通り。

  1. 落合博満氏による講演
  2. 落合博満氏・森繁和氏・江川卓氏によるスペシャルトーク・質疑応答
  3. 落合博満氏・森繁和氏・福留孝介氏・五十嵐亮太氏・川崎憲次郎氏によるスペシャルトークとプレゼント抽選会

落合博満を知らない方のために超簡単に説明すると、中日ドラゴンズの元監督・ゼネラルマネジャーであり、現役時代は史上唯一の3冠王3回、監督としてリーグ優勝4回と日本一1回を達成した日本プロ野球のレジェンドです。

今回の講演では落合さんがユニフォームを脱いだ後、自らの野球評論家時代を振り返るもの。
引退からテレビ朝日、日刊スポーツとの解説者契約時や、テレビの生中継での解説エピソードなどを触れていく30分はあっという間。
講演台での落合さんは原稿やメモを見ずに、淡々と、時折ユーモアを交えながら話していきます。

ラストにほんの少しだけ監督1年目時代のエピソードに言及しながら、自分の持ち時間が30分であることについて触れ「この続きが聴きたい人は次回(11月8日)愛知での講演会にお越しください」とナチュラルに煽りながら締めくくり。
次回のテーマは中日監督時代の話、しかもゲストには川上憲伸氏・岩瀬仁紀氏・吉見一起氏、そして森野将彦氏(!)と落合監督時代のOBがずらり。くー、行きたい。

第2部では森繁和氏と江川卓氏が壇上に加わり、椅子に座りながらの鼎談。
ヘッドコーチとして落合監督を支えた森さんは今回の講演会シリーズ(7月から各地で開催)のレギュラーメンバーゆえか、話を江川さんに振りまくり。
江川卓といえば……なことを根掘り葉掘り問われるも、江川さんは嫌な顔ひとつせずトボけながら飄々と語ります。

途中休憩なしで第3部に入り、壇上には元スタープレーヤー3人が登場。
最も若い五十嵐さんが進行役を強制されるも、自身と登壇者との関係性にまず触れつつ、現在のプロ野球界やそれぞれの野球観を問うなどして会をリードします。
つまり進行もトークもめちゃ上手く、落合さんが「新たな才能の発見だな」と褒めるほど。
ポスティングやFA制といった選手の移籍問題から年俸などのお金面に転がっていくなど、トークはきわどい内容に。

ゲストの元選手たちに冷や汗をかかせるツッコミや問いを入れる落合さんが最後まで主役無双していました。

落合さんは講演料が高額と耳にしていましたが、それに見合うだけの価値があるんですよね。
実際講演会のたび同じ話題を繰り返すことなく、毎回異なるテーマしかも何を話させても面白いといいます。
それを今回、私も実感しました。

ピンでも十分引きつける話術に加えて複数のゲストまで呼ぶので内容がいっそう厚く、しかも生々しい話のオンパレード。
聴衆へのサービス精神が旺盛なんですよね。会場1階がほぼ満席なのも納得です。

落合さんをはじめ皆さんの話がなぜ面白いのかといえば、取材慣れしていることは当然として、現役時代に幾多の修羅場をくぐってきたからでは。
チームの一員として勝敗と自らの成績に向き合って結果を出してきた人にしかわからない重みがある。
武勇伝は本物なんだけど、そうした修羅場での語り草を笑いに変える。

なんというかクローズドのラジオを聴いているような、ずっとこの時間に身を委ねたい余韻に浸りながら会場を後にしたのでした。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|毎日健全な酒活・週5でBAR飲み|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|ブログは不定期更新2,700記事超(2026年5月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性