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ハラスメントへのシンプルなやり過ごし方と対抗法。

新聞やネットを見ていると、毎日のようにパワハラやセクハラ、モラハラについてのニュースが目に入ります。

これほど騒がれているのに、また企業でも研修が行われているのにもかかわらず、いっこうに減らないのはなぜか。

おそらくそれは、トラブルの張本人自身が「自分には関係ない」もしくは「自分はそういう人間ではない」と思っているからではないか。

都心でも未だに歩きタバコやポイ捨てを見かけますけど、それを平気でする彼ら彼女らは、啓発ポスターなど目に入ってない。それどころか、指摘したらポカンとして「いったい何が問題なの?」くらい言われそうです。

結局、自ら悪い結果を招き、周囲の評価を下げているだけなんだけど、その理由すら自分では分からない。自分に原因があると露ほども思ってないから。思考回路が万事自責ではなく他責なのです。

職場では仕事の内容や精度について、後進にいろいろ指導・指図する立場です。中には逆ギレしたり(少ないけど)、「でも」と反論してきたりする人もいます。そういう人に対しては厳しいことを言ってきました。言いたくもないのに。

しかし。こうして反抗する人は、まだ伸びしろがあるんだと最近になって分かりました。指摘された当人は本能的に「痛いところを突かれた」と自認する。だから反抗的な態度に出たり、「でも」と主張や言い訳をしたりするのです。

むしろ「その意識がない人」が一番怖い。すなわち自分のモラルハザードが機能していない人。あるいは、何もしていないのに「自分は仕事ができる」と思い込んでいる人。

役員やマネジャー的な立場の人間が、これに該当したら最悪です。おそるおそる指摘しても、聞き流している。「それは誰なんだ、即刻是正指導せよ」くらい言いかねない。そして「私はできている」と思い込んでいる。

そういう人ときちんとコミュニケーションをとるのは易しい話ではありません。話せばわかるなどと性善説で行ければいいけど、そうは問屋がおろさないのが世のならい。

対策や処方箋としては、先制攻撃というか、先に先に最低限の報告だけしておく。無能な人間からの無用な干渉を避けるため、これは大事。「こいつは報告できるやつ」と思わせておけばしめたもの。

あとは距離を置いて、極力かかわりを持たないことです。その上で、もし火の粉が降りかかってくることがあれば、自分で払い除ける気持ちでいること。自分の身は自分で守るしかない。

人間、自分のことは分からないもの。だからこそ、こういう心の準備をしておくだけで、案外ソフトランディングできるものです。

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hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性