労働の関係上、深夜0時前に1軒目に行けるときは貴重ですが、こういう生活を改めるべく、行動しています。その分、早く飲みに行けるし、睡眠不足は解消されるし。余白をもっと増やして自己投資に回す。諦めずに試行錯誤を積み重ねていきます。
さて、昨日はいつも出席している月例会の後に、ストレート2杯いただきました。こちらです。
グレンドロナック15y リヴァイヴァル(ベンリアック・ディスティラリー社)
- 香り…ミント、ハーブティー。葉っぱのようなアルデヒド系が立つ。やや油っぽく、加水後ふんわりとメイプルシロップ。
- 味…ミディアムボディ。入口は甘く、だんだんショウガのようなチクチク感の後、しょっぱいフィニッシュ。加水後もしっかりしたボディが保たれ、ウッディな印象がプラスされる。
- 総評…甘いイメージのドロナック12yに対し、こちらはシャープで、いろんな顔がある神経質な草食系二枚目といった感じ。
- 次に飲むのは?…寛容で穏やかなグレンキンチー12yで癒されたい。
@BAR Atirum Ginza
同じドロナックでも12yと違い、こちらの15yは最近あまり見かけない気が。と思っていたら、終売が決定したと教えてもらいました。そんなことを聞いてしまったから、慌ててグラスを口に傾けるスピードダウンです。ゆっくりね、ゆっくり。
もう一つ、こちらはバーテンダーが蒸溜所まで足を運んで買い求めたという限定品。
シングルモルト余市 蒸溜所限定 ウッディ&バニラ(ニッカウヰスキー)
- 香り…穏やかなスモーク。干した紅鮭。加水して甘い香りが。
- 味…ミディアムボディ。奥行きにバニラクリームのような、ほのかな甘みを感じる。
- 総評…余市のどっしり感が、かなり和らいでいる。
- 次に飲むのは…そのときはこれだけに集中しましょう。
@BAR Atirum Ginza
名称のようなウッディさは感じませんでした。そんな個々の特徴よりも、特筆すべきはとにかく飲みやすさ。煙ったいフェノール系の匂いが苦手という人、同じニッカのシングルモルトなら「宮城峡」のほうが好み、という人に案外受けるのでは。かといって、軽くなったわけではなく、そこがファンにはうれしいところです。
「余市」は既に、現在展開されているノンエイジでさえも出荷調整に動いていると聞きます。原酒不足、そんなに深刻なのでしょうか。飲み手のぼくのほうが恐れおののく有様です。店頭で見かけるうちに、早めにキープしておいたほうが良さそうです。