外で売っているやや高めのホットチョコレートといえば、GODIVAの「ショコリキサー」が真っ先に思い浮かびます。ショコリキサー、美味しいんですけど、めちゃ甘なんですよね。もっと大人っぽくて、甘党も満足のチョコレートドリンクないかなぁと漠然と思っていたら……。ありました。イセタンサローネ メンズ丸の内に入っているジャン・ポール・エヴァンのチョコレートバーで売っているドリンクです。
これね、最初に一口飲むと目が覚めるような濃さ。でも甘さより、流行りのカカオの味をきかせたリッチな感じで……って、まぁチョコレートで名だたるお店のドリンクですから当たり前なのですが。砂糖に頼らない本格を、こんなドリンクからも感じることができます。
店内のテーブル席5つは満席で、ぼくはカウンター席に座ったのですが、むしろこのカウンター席で一息つくのがおすすめ。おねえさんが鍋を温めながら、チョコレートをホイッパーで丹念に混ぜ混ぜしている様子を眺めるのはなかなか楽しいです。600円弱というお値段に、この手間が表れていますね。ゆえに、混雑していると出来上がりまで5分くらい待つ必要があります。
待っている間、カウンターに陳列されたチョコレートの粒を見ているだけでもたまりません。ドリンクは紙コップで出されますから、中で一息入れてもよし、そのまま外に出てもよし(実際何人かテイクアウトしている女性が)。場所柄若い人でも30代以上と思しきカップルや女性連れ同士など、客層は大人で落ち着いています。
丸ビルから1ブロック日比谷寄り、徒歩5分くらいのところにイセタンサローネはあります。軽い寄り道、いいですね。え、ここで服は見ないのかって? 物欲に火をつけないように、あえて見ないようにしてます。