盛岡2日目の宿は「つなぎ温泉」に取りました。ここは盛岡駅からバスで約30分の、アクセスしやすい温泉です。地方の温泉というとレンタカーを借りないと行きづらいイメージがあるのですが。今のところ盛岡でレンタカーの必要性を感じたことはないです(行くところにも寄るのでしょうが)。
現地での朝、盛岡駅のバス停でつなぎ温泉に行くバスの発車時刻をパチリ。だいたい7時から19時の間で1時間に1本ですね。乗客数はぼくの乗ったバスには10人くらいでしょうか、混雑は全くなかった(翌日、盛岡駅に戻る帰りのバスは、ほぼ満席の乗車率)です。
つなぎ温泉=繋温泉の開湯は平安末期に遡るそう。源義家が安倍貞任を攻めた前九年の役(1051年~)で、奥州に赴任する義家が途中で馬をつないで休んだことに由来するとか。温泉が湧いているのを発見した義家が愛馬の傷を癒したとも伝えられていて、それが今日に至るまで繋がっているんですね。
つなぎ温泉の宿の数は10前後。価格帯もさまざまです。つなぎ温泉には今回で3度目ですが、安心感ゆえか、結局同じ宿に泊まってしまいます。つなぎ温泉の湯自体は無色透明のアルカリ泉で、若干の硫黄臭が。ぼくの泊まった宿は男女入れ替えなしで両方とも露天風呂があります。こじんまりした庭を眺めるこの露天、風情があっていい感じ。下の写真は部屋からの朝の眺め。つららが寒暖差を物語っています。
そうそう、アクセスについて。雫石スキー場や小岩井農場など、周辺に足を延ばす場合はやはり車のほうが便利です。手荷物が多い場合なども要注意。なにしろバスは本数が限られますからね。とはいえバスで行ける駅近の穴場温泉、ぼくはかなりのお気に入り。これからもちょくちょく訪ねたいところです。