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「第1回目」は重複表現。

重複表現 第1回目

日常よく話す言葉や聞く言葉で、「違和感」を覚えることってありませんか? 今フツーに使われているけど、それは使い方違うんじゃない?というものをランダムに挙げていきます。学者ではないので厳密さを問うわけではありませんが、明かな誤用だけではなく、乱用されるフレーズや単語について小さな一石を投じます。

初回なので、こちらの言葉を。

第1回目(第一回目)

何がおかしいの、って思います?

正しくは

「第1回(第一回)」または「1回目(一回目)」

です。頭か尻尾に一字余分なんです。

「第」と「目」、このふたつが順序を示す語で、バッティングしているんですね。

順序、要するに「第一」とか「次第」とか「5年目」とか、そういうときに出てくるでしょ。ほら「第5年目」なんて言わないでしょ?

今やアナウンサーもタレント司会者も「第1回目は~」なーんて切り出すし、雑誌やウェブでもダブって記載されているし。媒体やプロアマを問わず横行してしまってます。

丁寧に、そして格式ばった使い方の成れの果てが、こんな誤用になってしまったのではと推測。かくいうぼくも無意識に丁寧すぎる敬語を使ってしまいがちで、エラそうなことは全く言えませんが。

丁寧すぎると不自然、もったいつけるとボロが出るという例です。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性