いま従事している組織は、従業員数こそ少ないながらも、やたら大小の会議やミーティング、研修が多い。
報告をとにかく求められるし、定例の懇親会(Zoom飲み会)もあるし、良くも悪くもJTCなのですよ。
立場上ミーティングを仕切る機会もあるのですが、大事なのは参加者にいかに喋らせるか。
これに尽きますな。
自分はほぼ質問と聞き役に徹し、相手に主体的に、好きに話してもらうことです。
数値・定性問わず内容が大事というのも分かりますが、それは最低限で良く、むしろそこで話された量こそ重要と考えます。
遠慮なく、気持ちよく話してもらい、不安と不満を(一時的にでも)解消してもらうこと。
これが達成できるだけで、仕事は円滑に行くんじゃないかな。
しかし問題は、ついつい自分が多く話してしまいがちになることです。ぼくの場合は。
とにかくやってもらいたいことや、一方的な指示をマシンガントークしてしまい、我に返るみたいな。
ふだん自分は「聞き上手」を標榜していますが、とんでもない。
むしろ相手が「聞き上手」なんですよね。
聞き上手に見えたとしても、それは相手が気を遣っているからかもしれない。
自分を聞き上手に錯覚させてくれるように相手が喋っている。
仕事や仕事以外にかかわらず、こういう疑念を自分に対して持っています。
無口になるとは、かくも難しい。
「沈黙は金」とは言ったもんだね。