上野駅中央口を出て中央通りの横断歩道を渡ると、ヤマシロヤという玩具店があります。その脇、JRの線路に沿って歩いて30秒。左手の2階に「ギャラン」という喫茶店があります。ぼくのような昭和礼賛の方なら間違いなく、この喫茶店はツボでしょう。魅力を紹介します。
1.全席喫煙可
「禁煙席」がないのです。今では数少ない喫煙者天国の貴重な店です。反面タバコの煙がダメな方には厳しいかもしれません。もうタバコはやめた身ですが、ギャランでは紫煙も楽しむのです。ここで男も女もおいしそうにタバコを吸ってる姿をみると、ちょっといいなぁと思います。こういう店があってもオッケーですよ。
2.昭和レトロに満ちている
雰囲気、内装。すべてがクラシックなんですね。古くさいとも言えますが。白熱灯によるデコラティブな照明、革張りの椅子、赤のチェックの制服を着ている従業員、中島みゆきや井上陽水、横浜銀蝿、沢田研二の曲がかかるBGM。そして客の話し声に満ちてますが、うるさすぎない。このバランスがまた落ち着くポイントです。
3.メニューがこれまた懐かしい
コーヒーフロート(800円)、ソーダ水(650円)。これら今ではほとんど見かけなくなりました。言葉の響きすら郷愁を感じます。フードもけっこうあって、バナナパフェ(950円)、ピザトースト(900円)、ミックスサンド(900円)、ドライカレー(900円)、ナポリタン(900円)などなど。アルコールもあるのはニヤッとしますね。ウイスキーだって飲めちゃいます。
喫茶店は読書するとか、原稿を書くとか(このブログもここギャランでiPhone書きしてます)、ぼくはそういう場所として使います。ここは一人でも落ち着けますが、どちらかといえば4人くらいまでで歓談の場としてのほうがしっくりくるかも。
この日は休日とあってか、かなりの混みよう。2時間制にされていたのにはビックリしました。ここギャランだけでなく、なんだか上野全体で人が増えている印象です。パンダと観光地化の効果、おそるべし。