有楽町一丁目の再開発、いつのまにか完成間近です。2018年3月29日にオープンする地上35階、地下4階からなる複合施設「東京ミッドタウン日比谷」、近くを通ってきました。建設中の覆いはきれいに撤去されましたが、まだ中はがらんとしています。テナントがこれから大急ぎで入るのでしょう。
日生劇場に舞台を観に行った際に東京メトロ千代田線・日比谷駅からアクセスしたのですが、日比谷シャンテまで地上に出ずに行くことができるんですねぇ。これは便利。4階と5階に入る「TOHOシネマズ日比谷」ほか、東京宝塚劇場や帝国ホテル、銀座界隈などに出るのが相当ラクになります。
下写真は千代田線側から入ってすぐ右手にあるエスカレーター。
このエスカレーターで上がってフードコート(日比谷フードホール)の突き当たりを右に歩いて行けば、TOHOシネマズ日比谷のスクリーン12・13、東京宝塚劇場の1階入口までも外へ出ずにアクセスできます。
この抜け道は意外に便利で、銀座方面を行き来する際の近道としてもしょっちゅう通っています。
それにしても東宝グループの囲い込み、恐るべし。
地下を通った際に目を引いたのが、重厚感ある意匠を残していること。クラシックホテルなど昔の建築物が大好きな身としては、これはポイントです。通称「三菱村」の丸の内界隈で、復元と継承が行われているのはさすがだなと思いますが、三井不動産の仕切るミッドタウンでもこうした配慮がされていてうれしいですね。かつてここに建っていた三信ビルの意匠をモチーフにしているようです。
TOHOシネマズシャンテ前の広場(日比谷ゴジラスクエア)にあったスターの手形レリーフは、東京ミッドタウン日比谷の地下通路とシャンテB2とのつなぎ目に移設されていました。
地下から外に出てみて、なぜシャンテが改装工事をしていたのか分かりました。シャンテが2018年で開業30周年ということもありますが、巨大な「東京ミッドタウン日比谷」に見劣りしないように、という配慮なのでしょう。
個人的にはB2にあった「柿安三尺三寸箸」というブッフェダイニングがなくなってしまったのは残念。震災の翌日、映画を観た帰りにここで食事をとって、普通のことができるありがたみを感じたのでした。