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蔵前カキモリ。特別な文房具を作ることの意味。

蔵前カキモリ ポップアップショップ

久しぶりのまともな休日。蔵前から浅草橋まで隅田川沿いを徒歩で散策後に、「カキモリ」という文房具店に立ち寄りました。便箋と封筒の入ったレターセット3つに加え、サンプル品として展示されていたペンケースを衝動買い。ですがいい買い物でした。

蔵前カキモリ

「カキモリ」は都営大江戸線の蔵前駅から徒歩10分ほどとアクセスしづらいのですが、ここはわざわざ足を運ぶ価値のある文房具店です。閑静な立地にありながらこの店内だけは異様な熱気で、客の8割くらいが女性でした。お店に来るお客さんは何に夢中なのでしょう。それは

  1. 自分だけのインクが作れる。
  2. 自分だけのノートが作れる。
  3. 自分だけのレターセットが作れる。

からなのですね。

お店のサイトをのぞいてほしいですが。インクに至っては色の選定から調合、瓶詰めに至るまで行いますので相応の時間がかかります。ゆえに要予約です(インクスタンドの場所は別です。詳細はサイトを)。

ノートも表紙カバーから留め具(リング)、中の紙まで選んで作成できます。今春よりPADノートも制作可能になるそうで、こちらも要チェックですね。

レターセットもオリジナルを作ってもらおうか迷いましたが、店内がかなり混雑していたので断念。オリジナルものをオーダーする際は、完成までどれくらい時間がかかるか確認をお勧めします(ノートの名入れサービスもあり、要3週間)。

もちろん通常のノートもレターセットも販売しています。通常の、といってもカキモリに置いてあるのは、デザイン性の高いものばかり。オリジナルも含め、文具のセレクトショップ的な展開が光ります。

昨年11月まで中央通り沿いの小規模な路面店のみだったのですが、1年ぶりに訪ねて移転したと知りビックリ。新店舗は広く、オシャレになってます。

こんなに活況を呈しているのが意外に映ったほど。だってノートも鉛筆も消耗品ですよね。保存するか否かは別として、書いたら終わり。そういったものをスペシャルに作る需要がけっこうあるんだなぁと。デジタルが当たり前の今だからこそ、手書きに特別な意味を見出す。いや、それを普段の生活に取り入れ、日々の素敵な彩りを演出しているのかもしれませんね。

蔵前カキモリ入口

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性