富豪マキシムの後妻として、その邸宅にやってきた「わたし」。だが、邸宅を仕切る使用人ダンヴァース夫人には受け入れてもらえない。マキシムの前妻レベッカを崇拝していたダンヴァース夫人に、「わたし」は精神的に追い詰められていく――。ミュージカル『レベッカ』が、なんと2019年正月にシアタークリエで再演されるとの報せにびっくり仰天。これは期待が大きいです。
もともとアルフレッド・ヒッチコックの映画で知られていた『レベッカ』が、『エリザベート』のクリエイターコンビ、ミヒャエル・クンツェ&シルベスター・リーヴァイによって舞台化されたのは2006年。ミュージカルスター、ピア・ダウェス&ウーヴェ・クルーガーのコンビによりウィーンで初演(この二人がまた素晴らしいんです)。日本では2008年に、涼風真世&シルビア・グラブ(ダブルキャスト)、山口祐一郎主演、山田和也演出で上演されました。
この日本初演をぼくは観ていないのですが、YouTubeかニコニコ動画でウィーン版をチラ見し、ぜひ観たいと思っていたのです。いやぁうれしい、そして怖そう。再演要望が多かったとのことで、待ち望んでいた方は多かったのですね。
ダンヴァース夫人を演じた涼風&シルビアの再登板をぜひお願いしたいですが、発表を期待して待つことにします。
特にシルビアさん。数年前にシアタークリエで行われたミュージカルスター総出演のコンサートで、彼女が『レベッカ』の曲を歌ったとき、中央からやや後ろに座っていた客席のぼくと、射貫くように目が合ったんです(気がするだけだろ、と言わないでください)。いやぁほんと怖かった。その強烈な記憶もあって、彼女でこの舞台を観てみたいと思っているんです。
【2018年8月27日追記】
宝塚での観劇帰り、シアタークリエの楽屋口にポスター貼られていました。シルビアは出ないんですよねぇ今回、残念。