珍しく、というか初めて野球話。ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手(ピッチャー=投手で限定して呼びたくないですね)、いきなり3ランHRです。ド派手な本拠地打者デビューを飾りましたね。
投手としてまず1勝、打者としてまず1HR。チームはもちろん勝利優先であり、どう使うかは成績次第であることはわかりますが。球団には二刀流として起用し続けてほしいなぁと思います。やれMLBはパフォーマンスを最大化するため投打どちらかに絞るだの、やれどちらかでないと大成しないだのという意見を見かけますが、まずやらせてみなよと言いたい。やる前から外野がああだこうだ言ってどうする。
可能性すらも否定で入るのはよそうよ。やってみなきゃわからないじゃん。大谷投手は日本での実績は十分なのだから、むしろ可能性があると思うけど。可能性とは具体的に言えば、1918年にベーブ・ルースが記録した「10勝・10本」であり、MLB最優秀投手に与えられるサイ・ヤング賞のことです。
まずは名刺代わりの1勝と1本。長丁場のシーズンで彼が活躍すればするほど、マークがきつくなっていくのは自明。ルースの記録破りがかかるとなると、いい目で見ない人もいるでしょう。MLBがいくら多様な国から精鋭が集っているとはいえ、日本人となればなおさらです。
投手として研究され、打者として厳しい攻めに遭う。そのときに真価が問われます。でも大谷選手には、松井秀喜以来の器の大きさを感じます。なんというか、最近お目にかかれない「どこまでやってくれるんだろう」とワクワクさせられるプロスポーツプレイヤーなんですよね、大谷選手は。まさに今、そしてこれからも注目したい。久しぶりにMLBのサイトや情報を気にすることになりそうです。
それにしても下記サイト、Getty Imagesの写真が素晴らしいですね。動きがあってインタビュアーの弾けるような笑顔が、現地の興奮を伝えてくれます。