デイリー新潮に連載中の中川淳一郎さんのコラムを読んで、名刺について考えさせられました。最近は名刺を出さなくなっている人が多くなっているという言説です。
サラリーマンのため、対会社でとなると仕事上は当たり前に名刺交換しています。が、私用でとなると、なかなか。私用でいろんな集まりに顔を出しますが、初対面の人との名刺交換はタイミングを見計らいながら、結局しそびれたということ、けっこうあります。しそびれたというか、しなかったというか。
私用の場合は形式ばった感じもイヤだし、そんなにフォーマルな場でもないし。
はたと思ったのですが、Facebookの友達申請にも似ているんですよね。初対面から話すようになると、ちょっと前までは「FBやってます?」なんて言いながら、申請したりされたり。そんな当たり前にしていたことが、今は沈静化している気がします。
もうそんなこと言わなくなったんですよね。中川さんの言うようにリアルで面識があったとしても、「どうでもいい人、よく分からない人とはつながらない」ということ。
FBに限らず、LINEでもそう。やむを得ずSNSでつながらざるを得なくなった場合、区別するためにLINEではなくKakaoにするとか。そういう若い人を見たの、一人や二人じゃないんです。
もうみんな、SNS疲れを隠せなくなるくらい、いろいろ面倒に感じてきたのかもしれませんね。すでにSNS上は友人として繋がっている人も、ニュースフィードを整理してフォローをやめるなど。昔でいうアドレス帳の整理ならぬ、SNS知り合いリストのリストラ。
こうやって人間関係を更新していき、ゆるくでも繋がり合っている人が、長く付き合える今的な友人の概念なのかもしれません。