洋菓子も和菓子も大好き。甘いものに目がありません。が、ここ最近変化が。前に喜んで口にしていた普通のプリンやチョコレートが美味しく感じられなくなったのです。
断言できませんが、要するに「身体が植物油脂を受け付けなくなってきた」のでしょう。チョコレートならカカオマスの代用・補強材として使われるものが、不自然な甘さに感じるようになってしまった。またひとつトシをとって、舌が狡くなったようです。
甘いものに対する味覚もさることながら、量的にも満腹まで食べてしまうと消化に時間がかかります。もう自分は中年なのだと認めないと。
ところでアルコールや白砂糖、炭水化物。これらが身体に良くないと喧伝される風潮、理解できます。理解はできて許容もするけど、受容するかというと少し違うかな。
そこまで我慢したくもない。
おそらく「なーんにもない平和な毎日」でかつ「欲望が満ち足りている」状態であれば、それもありかもしれない。というか、我慢するという概念すらなくなるでしょう。
でもそれって何か違う気がします。
何かを成し遂げる、一仕事終える。そこから自分時間を彩るものとして何も要らないというのは、いささか殺風景というか、華やかさに欠けます。
ほかに喜びがある人や、最初からアルコールやスイーツに興味がない、好きでない人は全く別ですよ。言いたいのは、これらを締め付けることに、いったいどれほどの意味があるのかということ。
1920年から1933年までアメリカで施行された禁酒法は何をもたらしたか。密造酒(ムーンシャイン)がもぐり酒場(スピークイージー)に運ばれ、その中間業者である地下組織=ギャングが台頭し、世間が荒廃した暗黒の歴史があります。
OKだったものを押さえつけると極端な皺寄せがきます。時代が違うから大丈夫って断言できますか? 歴史は繰り返す、とも言います。
とはいえ酒でトラブルを起こす輩が後を絶たないのも事実。酔っぱらって本性が出るのは仕方ないことだし、面白いことでもあるのですが。
提案としては、極論ですが「飲酒も免許制」にするのはどうでしょう。20歳以上という現行法よりもさらにハードルを設けるのです。酒乱トラブルを3回起こしたら、レッドカードで免許取り消し、なんてね。誰が判断するとか、隠されて(もみ消されて)しまうとか、諸問題はあるでしょうけど。
あまりに酒が原因のトラブルを目にするようになり、ちょっと考えてしまいました。