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オヤジギャグ、ゆるく見守ってちゃぶ台。

2018年12月10日付の日経夕刊5面「プロムナード」に、作家の荻原浩さんが寄せた「駄洒落を言うのは誰じゃ」というコラムが面白く、またわが身を顧みる内容でした。

荻原さんの同世代の友人女性が、世にいうオヤジギャグが脳の老化、加齢にあるという脳科学者の発言を引き合いに、「加齢とともに前頭葉の制御が利かなくなり、言葉がダダ漏れになってしまうらしい」と指摘したのだそう。

しかも悲しいことに、この老化現象は男特有のものだ、と追い討ちをかけます。

否定するどころか、思い当たるフシがありすぎてイヤになってしまいます。独り言が多くなったし、グラドルのインスタに「かわいいじゃん」とiphoneをフリックしながら口に出してしまったり、クソ忙しいときに電話をかけてくる輩に、受話器の保留を解除する前に悪態をついたり。

ほんと、思っていることをとっさに声に出さないよう気をつけないといけない。そんなの意識することではないはずなのに、意識しないと思考ダダ漏れになってしまう場合もある。これが老化か。良いはずがありません。

荻原さんはこのコラムで、開き直ったかのようにオヤジギャグ(「駄洒落」と定義)を連発し、文章化しています。気持ちいいくらい。

どうなんだろう、オヤジギャグってげんなりします? それどころか不愉快って人いますかね? せいぜい、しょーもねぇなと呆れるくらいでしょ。少なくとも険悪にさせる発言よりはいいよね。

であれば、これも老化現象のひとつとして、ゆるく見守ってほしいなぁ。体力も視力も落ちる一方なんだから、少しでもニヤッと(ガハハと?)笑って、多少なりとも気分を上げて、いい心持ちにならないと。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性