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予算5,000円のエンターテインメント。「ですぺら」で新しきを知る。

前頁の続き。お次はアメリカンウイスキー1種を飲み比べてみました。タランティーノの「レザボア・ドッグス」っぽいラベルがクールです。

コルセア スモールバッチ トリプルスモーク

  • 香り…燻製。煙突の周り。草花。
  • 味…ミディアムボディ。杏、いちご。ジャムのようなぬめり感。
  • 総評…煙い一方で、まったりとした味。スコッチとバーボンのオイシイとこどりな印象。

中村さんの解説ではこの香り、燻製に使う桜チップなど、木をいぶしたようなケムさ、と。ピートとは明らかに由来が違いますね。

 

コルセア キヌア 46%

  • 香り…トロピカルフルーツ。
  • 味…消毒液、ガムシロップ。
  • 総評…ウイスキーなのに南国感!かといってラムやテキーラのそれでもない。ユニークな素材を使うお遊び、歓迎だ。

中村さんによれば、「青いバナナ」の香り。むむー、そんなフレーズは思い当たらなんだですが、言われてみればまさにそう。キヌアはNASAが21世紀の宇宙食と絶賛する穀物で、土屋さんのブログに詳しい解説が載っています。それにしてもコルセア、みんなでブラインドテイスティングしたら面白そうです。

@ですぺら

コルセア ウイスキー

いま、日本で静岡、厚岸、岡山、茨城ほか、クラフトディスティラリーが話題ですね。このクラフトブームは世界的な潮流のようです。「マイクロ」と「クラフト」の定義、いまいちぼんやりしてますが、それはまた別の機会に。

またもやノープランでの参上だったのですが、店主の中村さんから勧められた3杯、楽しい時間でした。このバーでは主体性がなくなりますが、委ねるのが楽しいのです。「予算5,000円のエンターテインメント」と胸を張る中村さん。これからもよろしくお願いしますね。

ちなみに、同時に勧められたもう2通りはスコッチとジャパニーズでした。それは次回のお楽しみにします。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性