「カクテルの世界を楽しもう」をテーマにした、「第5回PBOカクテル&バーフェスタ2019」に行ってきました(2019年8月25日14時~18時、東武ホテルレバント東京)。PBO(NPO法人プロフェッショナル・バーテンダーズ機構)が主催する一般参加型イベントです。
銀座で自身の店を開いているマスター・Kさんのお誘いで初参加してみたのですが、いやはや業界の横のつながりはすごいの一言。北海道から沖縄、海外から上海まで、計129人のバーテンダーが参加。ご当地素材を使用した地産地消カクテルの人気投票や、2020年の東京五輪をテーマに8名のバーテンダーがオリジナルカクテルを提供するコンペなどが開かれていました。
西銀座のホテルで開かれると勘違いしたぼくは、開催会場の錦糸町のホテルに到着するのが遅れてしまい、夕方からの参加。2019年度MVB(モースト・ヴァリアブル・バーテンダー)・PBO委員によるオリジナルカクテルをいただきました。鈴木健司さんのカクテルがシャキッとして美味しかった。
銀座「TENDER」の上田和男さんのマティーニや、神楽坂「サンルーカルバー」の新橋清さんのカクテルには長蛇の列が。ブースに鈴なりになる人はショートカクテルを1杯いただくのがお目当てですが、それだけじゃない。スマホで写真や動画を撮っていたり、バーテンダーの手の動きを食い入るように見ていたりで、皆さん相当熱心なファンだというのが判ります。
参加者は連れ立ってきてる人がほとんどで、ぼくのような一人でという人間は少なかったように思います。男女比半々な感じ。おそらくほとんどの皆さんが、PBOのバーの常連客なんでしょうね。
会場である大広間の壁際には、メーカーや輸入販売会社のブースが並び、ウイスキーやジン、リキュールなどを使ったカクテルを参加バーテンダーが振る舞っていました。ぼくはミリオン商事さんのブースで日本限定のグレンファークラスのカスクストレングス(12年・21年)を、三陽物産さんのブースでアンノック12年・18年を試飲させていただいたくらいで、あんまり飲まなかったな。
時間切れで周れませんでしたが、シェイクやフレアバーテンディング、ベネンシアなどプロが指導してくれるバーテンダー体験コーナーもあって楽しそう。いろいろ飲むだけでなく体験もしたければ、早めの時間から参加したほうがいいと思います。
お客さんの熱気もさることながら、バーテンダー同士の横のつながりを実感するようなイベントでした。互いに助け合い、切磋琢磨する。師匠と弟子、あるいはライバルであり友人でもあり。そういう関係性がほの見えたお祭りでした。機会が合えば、また参加したいと思います。