新聞社、出版社、テレビ局など、東京に集中するマスコミ。その本社屋はセキュリティもガチガチで、たいてい関係者以外立ち入り禁止という閉鎖的なところです。物騒なご時世ゆえ、致し方ありませんが。
しかし、ここ長野県松本にある地方紙「信濃毎日新聞社」の社屋は、東京のメディアは見習ったほうがいいというくらい開かれてます。
1階はキッチン雑貨やコーヒーショップで開放的な雰囲気。驚いたことに、テーブルには信濃毎日新聞が差してあって、誰でも自由にタダで読めるようになっています。読んでもらってナンボの姿勢と、オープンマインドな空間。ひゃーと感心しましたね。
2階にはTHE NORTH FACEなどアウトドア用品中心のショップが。ここ松本がアルプスの玄関口と思い出させます。
特に楽しめたのは3階。「松本ブルワリータップルーム 本町店」という、市で初めてのクラフトビールメーカー直営2号店。クラフトビールに簡単なつまみが楽しめます。ここはテラス席があって、道路を見下ろす開放感と夜風が非常に気持ちがいいです。
信濃毎日新聞、やりますねー。センスがいい。マスコミ特有のお高くとまった感がなく、それでいてブランディングにもなっていて、老若男女問わず人を魅きつけてくれます。