前頁の続きです。スタンダードに選択と集中を。意外にこれも飲まない銘柄なのですよ、どういうわけか。
ハイランドパーク12y(ハイランドディスティラーズ)
- 香り…どっしりとしたピート感。麦っぽさ。アーモンド、ナッツ。
- 味…飲みやすいミディアムボディ。辛子醤油。余韻も甘辛い。
- 総評…強めの香りとは裏腹に、味はさほどクセがないけど、飲むほどにボディが弱くなる。どっしり→どんより、って感じ。
- 次に飲むのは?…ロングロウ。一気に南下してキャンベルタウン製のべヴィスモーク(フェノール値50ppm)に行ってみては。ハイランドパーク同様、フロアモルティングを自前で行う貴重な蒸留所だし。
@カドヤ黒門町スタンド
オークニー諸島メインランド島のカークウォール。スコットランド最北(北緯59度)の蒸留所のスコッチです。以前出席したテイスティングセミナーで、ブラインドで出されたうちの一つがこれ。出席者の中で銘柄を当てた人、ぼくも含めていなかったのですよ。これがタリスカーやラガヴーリンのような特徴的なものなら、まだ当てられるのですが。ハイランドパーク、どういうわけか影が薄い。知名度は抜群なのに、ディアジオのお酒のようにブランドイメージがないのですよ。もったいないなぁ。