ジャパニーズウイスキーの定義付けがなされ、日本の一部メーカーから海外の原酒と日本の原酒を混ぜたワールドブレンデッドが出されるようになりました。
そのひとつの長濱蒸留所のこちらはブレンデッドモルト。
熟成の浅さと若干のピーティが不思議と調和して、これはこれでアリですね。
アマハガン エディションNo.3(AMAHAGAN World Malt Edition No.3) 47%
- 香り…華やかないっぽうで金属的。ほのかにピートと硫黄、果樹園のプランター。
- 味…軽めのミディアムボディ。麦芽の甘さ、人形焼。ねっとりとした後口で、余韻は短い。
- 総評…ミズナラに由来する東洋っぽさよりも、内陸系ピートが淡く混じっている感じ。さじ加減を凝らした調和が感じ取れる。
81点
@カドヤ黒門町スタンド
長濱蒸留所は2020年からシングルモルトをリリースしており、このワールドモルト第3作はそれに先駆けて2019年9月に発売。
海外のモルト原酒に長濱のモルトを混和させた「Edition No.1」をもとに、日本産のミズナラ樽で後熟させたもの。
……とはいうものの、ミズナラ特有の白檀チックなテイストは、それほどでも。
キャラクターはどれも控えめで、むしろほんのりと内陸系ピートを感じられたのが面白いです。
長濱蒸留所のシングルモルト、未だありついていないので、ちゃんと探さないとな……。