キャンベルタウンロッホでリコメンドをお願いする。

有楽町のモルトバー、キャンベルタウンロッホ(CAMPBELLTOUN LOCH)を初めて訪問しました。灯台下暗しというか、自宅や職場から近いことは必ずしも是ではありませんな。僕の場合、「いつでも行ける」と怠けてしまい、かえって足が遠のくこともあります。

というわけで、ショットでお願いし、テイスティングを試みました。こちらです。そそ、このグラフィカルなボトルデザイン、ハイランドのグレンモーレンジ蒸留所のビジターショップで、おみやげに購入したチョコレートのパッケージデザインもまさにこれでした。

グレンモーレンジ シグネット

  • 香り…やや強い。レーズンバター、シトラスフルーツ、ピーナッツ、プルーン、ドライアプリコット。最後はバタークリーム。
  • 味…ボリューミー。チョコレートムース、オレンジピール、イチジク、唐辛子。
  • 総評…ディープで複雑。入口のインパクトは相当だが、ボディは意外に軽め。デザートに引っかけたい。
  • 次に飲むのは?…グレンモーレンジ18y。

グレンモーレンジ シグネット

ん?? シェリー樽っぽい。そして後半に煙い。なんだろう、これは。インパクト大ですが、飲み進めるにしたがって、舌にこなれてくる感じです。スペックがヒミツが多いらしく、武蔵屋さんのサイトでの情報が精いっぱいといったところ。どうやら「チョコレートモルト」含む希少な原酒が使われているのがキモのようで。

こうやってミステリアスに売るのっていいですよね。ビル・ラムズデン博士に聞いても「さぁ、どうなんでしょうねぇ」と意味深にはぐらかされるのがオチなんだろうな。

結局あーでもない、こーでもないとブツクサ推理しながら飲むのが一番。でも、キャンベルタウンロッホに通うモルトラバーの中には、ずばり中身(仕様)を当てちゃう人、いるんだろうな。

というわけで次。2杯目はこちら。

シングルモルツ・オブ・スコットランド グレンロセス26y 44.8%

  • 香り…穏やかで華やか。花っぽい。ハリエニシダ。
  • 味…ミディアム。ほんわか蜜のよう。塩キャラメル、ミルクチョコレート、麦芽飲料。後半にメロンウォーター、そしてソーダ水。
  • 総評…前半はスペイサイドの王道な穏当さ。後半は一転、急にメロンのようなフルーティな華やかさに満ちる。テーマパーク的な面白さあり。
  • 次に飲むのは?…本当は同程度のヴィンテージで飲み比べたいところだが。入手できそうで、かつもう少し深いところのプルトニー21y。

グレンロセス26年

ふくよかでスペイサイドのいい特徴が集約された、そんな印象です。今のぽってりとしたボトルのグレンロセスとは全く異なり、少し前のシングルモルトはこうだったのかなと感じさせる、温和で深い味わいでした。

有楽町 キャンベルタウンロッホ

キャンベルタウンロッホ、聞いていましたが、とってもこじんまりしたBARでした。満席だったらどこ行こうかな、と考えつつ扉を開けたら、幸いにも一番奥が空いていて入ることができました。ラッキー。

カウンターがあって、椅子があって。その後ろは大人一人がカニ歩きでやっと進めるくらいの感覚、間隔です。ので、ここでは空いていてもスタンディングで楽しむのが良いなと思います(僕は途中から我慢しきれず立ちました。そのほうがラクだし、周りにも配慮できます)。

僕は「グレンモーレンジ18年のようで」(そのときに飲みたいもの、好み、気分を伝える)「3,000円くらいでお店さんが推奨するもの」(予算を伝える)とリクエストし、あとはおまかせでした。

ちなみに、上の2杯頼んでお値段4,000円台。ね、安いでしょ? チャージもサービス料も取らないというのも凄い。ものすごい数のボトルがバックバー、カウンター上にひしめいていて、その光景だけでも眼福至極。ウイスキー好きには天国ですね。

0時過ぎてまだ数人の通が議論に花を咲かせているなか、ひとり店を後に。次はいつ来ようか、何を飲もうか、ぼんやり帰路についたのでした。

この記事を書いた人

hiroki

hiroki

編集者 / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / 訪問したBAR国内外合わせて100店超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(現在は休止中) / ひとり歩き / 酔っぱらわない酒活実践者 / ブログは原則毎日更新600記事超(2018年10月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性