グレンスコシア キャンベルタウンハーバー。春から夏にかけて飲みたい爽やかさ。

自宅飲みシングルモルト更新。近所のリカーマウンテンで購入したのは、珍しやキャンベルタウンモルトの「グレンスコシア」です。不遇な歴史を歩んできた蒸留所ですが、ここにきて復活ののろしを上げるがごとく、新たなラインナップがお目見えしてます。そのスタンダードをためしてみました。

スコシアはすべてノンチルでボトリングするのだそう。この「キャンベルタウンハーバー」は100%1stフィルのバーボン樽原酒を使用したもので、まぁフレッシュで爽やか。春から夏にかけて飲みたい感じの味わいでした。

グレンスコシア キャンベルタウンハーバー

  • 香り…瞬間硫黄。りんご飴。りんごの皮。桃のコンポート。蚊取り線香の灰。微かに樽の残り香。
  • 味…オイリーでメロー。ジンジャーエール。りんご。バニラアイス。カラメルソース。若い麦芽。おろししょうがの冷奴。
  • 総評…心地よい爽やかさと軽やかさ。多層の果実感とアソートキャンディを想起させる甘さ。晴れわたった空のもと、芝生の庭に寝転がりながら飲みたい。
  • 次に飲むのは?…アンノック12y。

グレンスコシア キャンベルタウンハーバー 自宅テイスティング

これは良い出来。ノンエイジで熟成年数不明ですが、10年にも満たない若めのものを想像しました。前面にリンゴの香りが押し出され、まぁとにかく爽やか。寒い時期よりも、4月から9月くらいまで傍らに置いておきたいシングルモルトです。リカマン価格でお値段3,750円(税抜3,480円)と、コスパの良さも申し分なしですね。

キャンベルタウンモルトといえば、スプリングバンク蒸留所のスプリングバンク、ロングロウ、ヘーゼルバーンという3つの特徴的なシングルモルトを思い出します。が、もうひとつ、影が薄くなっていた「グレンスコシア」のボトルを、ここにきてBARや酒屋さんで見かけるようになったのはうれしい。選択肢はいくらあってもいいからね。

設立は1832年。お隣のバンクと大差ない歴史がありながら、こちらはオーナーが代わるたび稼働してはシャットダウン。その繰り返しでオフィシャルボトルの供給が安定せず、お目にかかるのも珍しい。蒸留所のウエアハウスには、借金苦で自殺した元オーナーのおばけが出るなんて話があるほどで、どちらかといえば不本意な出来事のほうが多かった蒸留所でしょう。

200年代後半に、蒸留所マネジャーがイアン・マカリスターさんに交代してから、俄然酒質が改善されたとのこと。イアンさんと蒸留所については、下の記事を参照してください。

グレンスコシア、今後が楽しみなスコッチのシングルモルトがまたひとつ。年数ものや、多彩なバリエーションに期待して、いろいろ試してみることにします。

この記事を書いた人

hiroki

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紙もウェブもやる編集者 / ライター / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて100軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 酔っぱらわない酒活 / ブログは原則毎日更新750記事超(2019年2月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性