今日はウイスキーのテイスティングコメントの話を、少しだけ――。
レビュー……というか所感を記す際、ウイスキーは先ずストレートでいただきます。
口をつけ、飲み込み、それを繰り返すのです。
「香り」と「味わい」で感じたことをツラツラとスマホにメモり、このブログの記事にするために見直し、修正してUPするわけです。
そうやって記憶や体験をもとにテキスト化するのは別にいいのですが、具体を意識するあまり、
「つまり、何なんだ?」
という本質的な視点が足りてないなぁ、と思うんですね。
美味なのか、マズいのか。
おすすめなのか、そうでないのか。
点数にすると、何点なのか。
今後UPする記事については、上記3つについて、踏み込んでみようと思います。
愛情と労力の込めて造られたお酒に対し、評価なんてこと自体、ほんとはおこがましい。
いただいた際に自分が「今ひとつだなぁ」と思っても、あなたの口には合うかもしれない。
そういう予断を与えるような記事は、曲がりなりにも書きたくないんですよ。
何よりも、あなた自身で確かめてほしいし。
より注意深く記事を読んでいただくと、ぼくの本音は透けていると思います。
が、たかだかブログに、熟読なんかされないだろうし(ぼくも人様のブログを熟読したりしない、サラッと読むだけ)。
なによりも、読んでくださるあなたの時間を、いたずらに奪いたくない。
ので、もっとハッキリ書きますよ。
書き方に大幅な変更はありませんが、評価はよりわかりやすくします。
たとえば、点数にするか、★印にするか。
まだ決めてませんが、とにかく明確に記述することになると思います。
そうそう、以前あるプロの方が、テイスティングにあたり、
「”おいしい”というのは、何も表現していないのと同じ」
と仰っていて、そのときはなるほどそうだよね、と。
それを聞いて以来、なるだけ言葉を尽くすようにしています。
でも、今、思うに――、
「おいしい」って言うの、大事なことだと思うんですよ。
「つまり、何なんだ?」
という問いに答える際、避けて通れないし、自分がほんとうに美味しいと思ったものは、そうとしか答えられません。
理屈ではなく感情でしょ。
それに、ほんとうに美味しいなら、言葉が出ないくらいの感動があると思うんですよ。
そういうものに出会うことは稀ですが、もし出会ったら、どうなるか。
たじろぐ自分が想像できます。
まぁ、「評価を明確にする」といっても、エラそうどころか、より謙虚に、虚心坦懐に行くつもりです。
そこは変わらないし、変えようがないし。
というわけで、よろしければ今後もお付き合いください。
あ、冒頭の写真はウイスキーとは無関係で、サイドカーを注いでいただく前のカクテルグラスです。