おなじみで目に入ったシングルモルトをおためし。そういえばまだ飲んでなかった、余市の限定版「マンサニーリャウッドフィニッシュ」です。熟成に使うシェリー樽としては、聞き慣れないものですね。
シングルモルト余市 マンサニーリャウッドフィニッシュ 48%
- 香り…ドライプルーンやドライマンゴー、枝付きレーズン。かなり遅れてピート香。
- 味…甘い。が、飲むにつれてうす塩味に。麦感と焦げた食パン。燻製ハム。
- 総評…どっしり感が和らぎ、軽く。飲みやすくなった版の余市といったところ。
- 次に飲むのは?…今となっては余市10年。
@どれすでん
ニッカのシングルモルト「余市」も「宮城峡」も年数ものがなくなった代わりに、年に一度こうした企画ものをリリースするということなのでしょう。
今回の「マンサニーリャ」は通常の熟成後に、シェリーのマンサニーリャ樽で後熟させたそう。公式によればフィニッシュに18カ月かけているそうで、これはフィニッシュとしては比較的長いほうですよね。
個人的に、ひとくち、ふたくちくらいでは余市という感じではない気がしました。どっしり感は過去のものと言わんばかり、ひじょうに軽いんですよね。しかし、飲み進めるうちに突然「あ、こんな感じだった」と気づかされた瞬間がありました。ずいぶんと飲みやすく、それでいて流行=シェリー樽も取り入れて遊んでみた。そんな印象です。宮城峡の同バージョンも遭遇したら試してみます。
んーー、全然毛色が違うのですが。どっしりしたラガヴーリン16年に進みたい衝動に駆られました。飲みませんでしたけどね。