おなじみのBARで、およっ!というウイスキーをいただきました。台湾のボトラーによる「カリラ5年」です。いやはや、これが秀逸。熟成年数が浅いと思えないほどのバランスの良さ、飲みやすさ。束の間、楽しみました。
いつも以上に真剣ではありませんが、なんとなくの記憶をメモにとどめておきます。
アクアヴィテ ウイスキーセレクション カリラ5y Bar TCRC ジョイントボトル
- 香り…主張あり。柑橘系のフルーツ、シュークリーム、背景に仁丹。
- 味…アイラの個性を逆手に取ったような落ち着いた飲み口で爽やか。レモンミルク、燻したベーコン。
- 総評…驚くほど飲みやすく、おしゃれなアイラ。どういうわけか南国的な印象もあるフュージョン的なモルト。熟成年数が進んだものだけでなく、これよりも若いバリエーションも試したい。
@どれすでん
アクアヴィテ(AQUA VITA)社は台湾で2015年にスタートした新進気鋭のボトラーだそう。「生命の水」って名前がいいですよね。アクアヴィテと聞くと、1494年のスコットランド王室財務係による「王の命令により修道僧ジョン・コーに8ボルの麦芽を与え、アクアヴィテを造らしむ」と記された文献のことを思い出してしまいます。
アクアヴィテ代表のアレン・チェンさんが買い付けた樽をもとにしたシングルモルトは、昨年2018年からすでに日本でも一部が数量限定で販売されています。
この「TCRC」とは台南にある人気のBARで、同店10周年を機に初めて出したプライベートボトルとか。アルコール度数59%という数字は「ほんとかいな」と思うくらい、飲みやすく爽やか。シングルモルトとしてはもちろん、ウイスキーカクテルのベースとしていただいたら最高ですね。ふだんの「ロブロイ」とか「オールドファッションド」とかクラシックなカクテルが、個性的な味わいになるに違いありません。
台湾、行ってみたいなぁ。