シグナトリーのモートラック2002。力強さよりも、しっかりとした個性。

モートラック2002 14年

スペイサイドのダフタウン地区最古の1823年創業。非常に特徴があるシングルモルトを造り出しているモートラック蒸留所の、ボトラーズボトルをためしてみました。

シグナトリー ナチュラルカラー モートラック2002 14y

  • 香り…爽やか新緑樹。和梨、アネモネ、フラスコの雲、ストロベリーショートケーキ。時間が経つにつれふくよかに。
  • 味わい…ライトボディながら甘い味わいがしっかり。レモンウォーター、グリーンガム、砂糖水。
  • 総評…優しく、複雑。緑を感じさせる癒しが始終。日暮れどきに一人、あるいは海山のキャンプに持ち込みたい。
  • 次に飲むのは…アンノック12y

@GASLIGHT霞ヶ関本店

シグナトリー ナチュラルカラー モートラック2002

モートラックはジョニーウォーカーなどの原酒として知られています。理解するまで職人でも半年に及ぶという、複雑な2.81回蒸留。特殊な蒸留スタイルからくるフレーバーは、「ダフタウンの野獣」といわれるほど、ミーティ=肉っぽさを感じさせるそうです。

最初に飲んだとき(たぶん5年くらい前)は、確かにパワフルなイメージを持ったのですが……。今回の印象は真逆でむしろ優しい印象。かといって軽くは決してない。薬草のようなニュアンスもあるし、ハーブティーのようでもある。

たとえるなら「癒し系」です。

この2019年3月、オフィシャルの「モートラック12年」「モートラック16年」「モートラック20年」がリリースされますね。ぜひ、そちらと合わせて新旧のボトルと、新しいボトルを横並びでためしてみたい。その機会を楽しみに取っておきます。

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