宣伝上手な人。

仕事でも私用でもメルマガをいくつか購読しています。仕事上、新作映画の情報を受け取ることが多く、なかでも媒体に対しリリースを熱心に出してくれる宣伝マンの存在は、受け取る側からするとたいへんありがたい話。

熱心な宣伝会社さんや宣伝マンはたいてい決まっていて、リリース1枚にびっしり詰まった情報を寄越してくれます。

受け取る側としてはザーッと読んでみて、ネタになりそうならリリースをローカルに落とし、そうでなければ所定のフォルダにソートします。

いつも送ってくださるのはありがたいのですが、同じ作品の別のトピック(たとえばクランクイン情報とか、監督や出演者コメントとか)が更新されるたびにメールをいただくと、こちらの流し読みに拍車がかかってしまいます。取り上げられない、もしくは自分の興味度が浅ければなおさらです。

なかなか、お仕着せには乗れないんですよね。少なくとも大きく取り上げようという風向きにはならない。広告とは違う、パブリシティのつらいところです。

やり取りしている中で、宣伝が抜群にうまいなぁという女性が約1名いるのですが、それは

提案力

なんですよね。作品の魅力を差し引いても。

何が違うかというと、

・「素材のこういう使い方はどうでしょうか」と具体案でこちらの選択肢を増やす。
(興味はあるが)こちらが紹介できない理由を伝えると、「かなり無理やりなお願いなのですが」と、その手があったかというアイデアをくれる。

・融通が利く。
杓子定規にならない。「ダメなものはダメ」ではなく、自分判断でオッケーが出せる。材料の提供ができ、〆切に間に合わせられるか、媒体目線で考えられる。

・媒体の意向を尊重する。
上記のうえで、こちらの希望に極力沿ってくれる。NGケースや制約などがあれば事前にことわりを入れ、進んだ段階でドタバタすることがない。

ほんとうのプレゼン上手とは、立て板に水のプレゼンでもなく、パワポの資料をきれいに作れることでもなく、さかんに「取り上げてください」とアピールすることでもないんです。

かつてギョーカイでは「取り上げさせてやる」みたいな宣伝マンはおなじみでした。それはそれで否定しません。けれども長い目で見てどちらのタイプの肩を持つか。結局これって携わる人の魅力なんじゃないでしょうか。

「この人の話だから聞いてみるか」と思わせたら本物ですよね。

この記事を書いた人

hiroki

hiroki

編集者 / ライター / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて100軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新750記事超(2019年2月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性