自宅に数本だけ、スコッチやジャパニーズのシングルモルトウイスキーを保管しています。そのうちの1本を開栓。
2017年にハイランド地区の蒸留所巡りした際に伺った蒸留所のひとつで、スコットランド本土最北の蒸留所としても知られるウルフバーンです。
事前予約で購入し、訪問時に受け取ったボトルを開けてみました。
ウルフバーン カスクストレングス 2017年蒸留所訪問記念ボトル(Wolfburn Specially Bottled Hand at Cask Strength) 60%
- 香り…荒っぽい自己主張。洋梨、青りんご、軽い硝煙、温泉卵、生キャラメル、ショウガ入りのシリアル。
- 味…若さとともに不思議な収斂性を感じる。粉砕されたばかりのハスク。辛子蓮根、塩ビスケット、バニラクリームビスケット。後口はドライ。
- 総評…少量の加水でも不変のフレッシュさ際立つ。現行「ノースランド」の原型を感じさせる。
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@カドヤ黒門町スタンド
蒸留所限定というか、当時のウイスキー文化研究所のツアー訪問を記念してボトリングされた1本です。
こればかりは既存商品でないので、樽や年数などのスペックは不明(見学に夢中で買ったボトルの内容のことなど聞く由もなしw)。
ウルフバーンは2012年創業で2017年に瓶詰めされたボトルですから、そりゃもちろん若い。
味わいはオフィシャルボトル第1弾「ノースランド」(2ndフィルのアメリカンオーク・クォーターカスク)に最も近い印象です。
……とまぁ、ああだこうだ能書きを垂れるのは、なんだか野暮ったい。
本場でゲットしたボトルなので、ここは黙って愉しむのがいちばん。
余談ながらボトルの後ろには蒸留所オーナーのアンドリュー・トンプソンさん直筆のサインが入っています。
当時蒸留所はまだ4年目で、棟内はコンクリートとペンキとニューポットな匂いとが綯い交ぜになっていました。
蒸留所の建つサーソーは分厚い雲に覆われた、ひたすら何もないところ。そんな記憶が残っています。
あれからもう8年、早いな。