世の中、明日から10連休。皆さん出かけるんでしょうか。正直、カレンダーの黒い日が少なくなることは、その前後に負担を強いられる仕事柄、うれしいどころかメーワク極まりないんです。何度も言いますが、休む日も自分で決めようぜ。
……と。あぁ、これ以上しゃべるのはよそう。今は耐えろ、耐えるんだ。
何かいいことは、いいことは……。と思い浮かべようとしても、パッと出てこない。最近ほんとうに余裕がないですね。一人お酒に逃避行。逃げてばかりです、はい。
休み前の週末で激混みなのはわかっていながら、落ち着くところへ。身を隠すには、ここがいちばん。
というわけで、超久しぶりの「グレンモーレンジ ネクター・ドール」。お気軽にロックで。このネーミングからしておしゃれですよね。Nectar=神が飲む酒と、Or=黄金。果実とそれ以外の複雑な香味が合わさったシングルモルトで、これが定番品ってのがまた良い。
モーレンジといえばデザイナーカスクとか、追熟とか、実験的なことをやるパイオニア。ビル・ラムズデン博士は、化学者の枠を超えてオタクなんでしょうな。毎年1回のプライベートボトルのリリースは、だからオタクのお祭り、お遊びといってもいいかもしれない。そんなお祭りもぼくは大好きなんだけど。
ネクター・ドールのスペックは、モーレンジおなじみのアメリカンホワイトオークのバーボン樽で10年+ソーテルヌワイン樽で2年=12年の熟成。
ワイン樽で寝かせたウイスキーって、かなりいい線を行っているものが案外あると思っています。同じラインナップでも、下手するとシェリー樽よりOKじゃないかってくらいのものもある。
このあたりは完全に各々個人の好みですが、樽不足といわれるなかで、今後のカギを握るのはワイン樽のような気もしています。
あっ!置き酒が尽きちゃったんだ。次、どうしようかな。
@どれすでん