今現在のグレンモーレンジィ(グレンモーレンジ)のネクタードールです。
仕上がりというか、味付けが出来すぎで「もうわかった、わかったから」って感じ。
グレンモーレンジィ ネクター・ドール ソーテルヌカスクフィニッシュ(GLENMORANGIE Nectar D’or Sauternes Cask Finish) 46%
- 香り…甘さと柑橘の押し出しが前面。レモンタルトを入口に、その後サルタナレーズンやプラムのフルーツケーキ。
- 味…濃ゆい甘さ。レモンパイ、クリーム、レーズンバター、アーモンド入りのダークチョコレート。
- 総評…ペルシャ絨毯の応接間でバニラアイスとウエハースをつまんでいるような。その後にドライフルーツも襲ってきて、おなかいっぱい。
89点
@Willow’s
終売したグレンモーレンジィ(グレンモーレンジ)ネクター・ドール12年を後継した、ノンヴィンテージです。
モーレンジィおなじみバーボン樽での熟成後、ソーテルヌワイン(貴腐ワイン)の樽で後熟させたもの。
年数表記こそありませんが、熟成年数が行っている印象。
以前のネクター・ドール12年のほうがずっと控えめのように感じるのはなぜ?
今回のノンエイジのほうがコンテンツ豊富ですが、バランスや束ね方の意味では一世代前に軍配か。
もちろん個人の好みによりけりですが。
熟成年数とか樽選定の妙とかはもちろん、高い完成度は計算を重ねた作為によるものであり、現代の飲み手に沿う巧妙なつくりにしてあるんだろうなと。
ハイランドモルトの中でも、グレンモーレンジィに対しては贔屓目な評価になるのですが、今のネクター・ドールからは鼻持ちならないものさえ感じます。