#MeTooはたいへんなムーブメントを巻き起こしましたが、その語呂が似ている#KuTooというネット上の呼びかけを最近知りました。ヒールやパンプスを義務付ける職場にノーを突き付ける。男は想像するしかありませんが、外での活動に支障をきたすほどというから深刻だし、働く女性の切実さが伝わってきます。
職場で異議を唱えようにも、慣例化している、ルール化されているなどで、聞く耳を持たれない。ゆえの社会運動化なのでしょう。あくまで肌感ですが、#MeTooほどの動きにはなっていないように思います。
#MeTooで取り上げられたセクハラは悪質で深刻な問題。だから爆発的な広がりを見せましたが、#KuTooの場合、靴がファッションとしての要素もあり、女性の間でも「半分あきらめ」感があるんじゃないかと。苦痛だけど、訴え出るほどのものではない、と。無責任な想像ですが。
#MeTooのとき、女優カトリーヌ・ドヌーヴさんやブリジット・バルドーさんが運動自体を批判しています。蛮行が大きく報じられ、問題視されたときでさえ、女性は一枚岩ではなかった。だから今回のような靴の問題などは、なおさら「勝手に履きたい靴を履けばいいじゃん」と考える人もいる気がします。
なんというか、SNSが隆盛を極めている今、誰もが自由に発言できる一方で、重箱の隅を突き合い、批判合戦が横行しています。皮肉にも拡散されやすい現代のほうが、言葉狩りの風潮が強まっているように見えます。
下記リンクにあるように、勇気をもって異を唱えた石川優実さんは、激しいバッシングにさらされているだけでなく、失職を余儀なくされそうにもなっています。違う意見に対し、もう少しでいいから寛容になれたらいいのになぁ。自分が当事者でないなら、なおさら。せめて聞く耳は持っておくようにしたいですね。