ティーチャーズ ハイランドクリーム特級。スダンダードの今昔。

ティーチャーズ 特級

行動範囲の神田に古酒をお求めやすくいただける店があり、先日ようやく訪問。スタンディングオンリーの小さな酒場ですが、これが想像以上に心躍る小宇宙でした。お店については後日触れるとして、先にいただいたものをメモらせてください。

そちらでいただいた、まずは1杯目。おなじみティーチャーズ……ですが、ラベルの特級表記が生きていた時代のもの。「特級」とは級区分が廃止される1989年以前、つまりは30年以上前に流通していたウイスキーということになります。

ティーチャーズ ハイランドクリーム 特級

  • 香り…ひじょうに柔らかい。麦芽、ふくよかなパンケーキ&焦がしたバター、カシューナッツ。後半にほんのりとベーコン。
  • 味…始終甘み。レモンミント、グレープフルーツ、オレンジピールなど柑橘感主体。奥のほうに薬味っぽさ。
  • 総評…飲みやすいライトボディは現在と同様。だが、原酒と熟成度合いが全く異なる様相。うっすら押し付けないピート香が面白い。

@お酒の美術館 神田店

ティーチャーズ  ハイランドクリーム 特級をテイスティング

現在のようなウイスキーの熱狂前の時代の、古き良きお酒。同じブレンデッドでも、現在スーパーで売られているものとは全く異なる、特有の味わった感があります。いただいたティーチャーズは状態の良し悪しでいえば、上々だったのではないでしょうか。大切に保管し、こうして提供してくれるお店さんに感謝です。

自分自身が原点思考とはいえ、古酒には傾倒しすぎないよう、積極的に追わないようにしています(えらいことになっちゃう)。が、チャンスがあれば捕らえないわけにはいかない(結局言い訳か)。戦後に生産されたウイスキーが、現在まで液体として残っていること自体、単純にスゲーなと思いますが。時間を飲む、タイムマシンに乗る。古酒を味わうとはそんな感じなのでしょうね。しみじみ。

この記事を書いた人

hiroki

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編集者 / ライター / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて100軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新750記事超(2019年2月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性