ちょっとしたきっかけがあって、楽器に再チャレンジすることにしました。ドラムです。学生のころ、バンドでやっていたのですが、きちんと基礎から技術を習得したく、先生に就くことにしました。
今日。仕事を抜け出し、30分の体験レッスンを受けに御茶ノ水の楽器店に。超久々、しかも先生とマンツーマンなので緊張しまくり。かろうじて8ビートは再現できました、ふぅ。
ガチガチに力が入っていたせいか、先生から肩をラクにとの声が。加えて下記のようなアドバイスをいただきました。備忘録的に残しておきます。
・まずここにありき
必死に叩こうとするあまり、姿勢が悪くなったり、うつむきがちになる人がいる。オーディエンスに見られている自分と、客席の最後列にまで音が届くような演奏を意識しよう。
・パラディドル
スネアドラムのルーディメンツ(奏法)の一種。「トンタントントン、タントンタンタン」(=左・右・左左、右・左・右右)という叩き方です。こちらに詳しく載っています。ぼくとしては基礎練から徹底して始めるつもりで臨んだのですが…。先生はその大切さを認めたうえで、レッド・ツェッペリンの「移民の歌」を例に、パラディドルを応用した手本を見せてくれました。先生の姿を動画で撮るわけにいきませんでしたが、いやー、かっこよかった。
・左足の「貧乏ゆすり」
というと悪印象かもしれませんね。でもこの意識付けなくして、ハイハットシンバルでアクセントを付けたり、リズムを取ったりすることはできません。ぼくはバスドラを踏む際に右足に意識が行ってしまい、左足が疎かになるのでここは課題のひとつです。
・ドラムを「利用」する
力任せにスティックを握り、やみくもに叩いても、演奏は一応成り立つ。が、長時間のステージはあまりに疲れてしまうし、オカズもぎこちなくなる。スティックは軽く握り、ヘッド部分の打つのではなく、弾くように。打楽器の弾力・反動を意識してみよう。
スタジオのドラムセットのクラッシュシンバルは、ツェッペリンのドラマー、ボンゾことジョン・ボーナムも使用していたものと同形のPAiSTe2002シリーズでした。ドラマーが主役のスタジオ(というか試奏室)、機材も一味違います。
30分、めちゃくちゃ楽しかった。定期的に先生に就いて、自己流にならないよう、それでいて個性が現れる「シグネチャーサウンド」を送り出せるよう(大きく出たね)、気長にやってみます。まずは、高橋まことを真似てたころを思い出しつつ。やがてはテリー・ボジオ、スタントン・ムーア、イアン・ペイス、山木秀夫、神保彰といったレジェンドを真似られるくらいまで(おいおい)、がんばるつもりです。